名前 | yuu |
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職種 | スナック |
地域 | 大阪 |
時給 | 2,000円 |
その当時、勤めていたところではお給料が少なく、お金の欲しさに求人広告を見て、面接にいきました。
初めて北新地というところに足を踏み入れて、かなり緊張しましたが、ママさんがとても優しい方だったので、流れるようにそこで働くようになりました。
ママさんがいい方だったからか、お客様も比較的いい方だったと思います。
20代前半の小娘の私に、大らかな口調で話して下さったり、知らないことはお客様から教えていただくこともあり、お酒の種類や、タバコのメーカー、お話の仕方など、沢山のことを学ばせて頂きました。
おもてなしの心はここで学ばせて頂いたことが今も活きているかもしれません。
歌謡曲も好きだったので、おじ様達に鍛えて頂き、カラオケは楽しく歌っていました。
やはり夜のお仕事なので、酔っ払って、カラオケのマイクで殴られたり、無理矢理キスされそうになったり、毎度毎度おしりや胸は普通に触られるし、体を張らなくてはならないことがとても大変でした。
お酒も元々好きでしたが、ウイスキーやブランデーは飲みなれてなく、美味しく感じれなかったので、辛かったです。
あと、お店が暇なときは、営業メールをしなければならないのも辛かったです。
来ていただくためには、気に入ってもらわないといけないし、アフターに誘われたら、次の日仕事があっても行かなくてはならない日もありました。
ある程度は覚悟していましたが、本当にしんどかったです。
気に入って頂いたはいいものの、外でごはんは食べに行こうと誘われるけど、お店には行かないと言い出す人もいたり、愛人になってくれと本気で言ってくる人もいました。
実際のところ、そのお店で出会ったママのお客様の部下の方と2、3年あまりいい関係ではない状態が続いたこともあって、その方は、とてもいい方でしたが、結果的に良くないことをしている罪悪感もあり、仕事を理由に辞めてしまいました。
ドラマや映画でしかないと思っていたことが自分の身に降りかかり、お酒の飲み過ぎで体も壊しやすくなったりと、精神的にも、体力的にも、かなりのダメージでした。
確かに、普通の仕事よりは時給はいいですが、もっとお給料を頂いてもいいのではないかと思うぐらい辛いことも多かったです。
私が夜のお仕事をしていたのは20代前半だったからできていたのかなと思うぐらい、精神的にも、体力的にも、きついお仕事です。
お客様を怒らせてしまって、取り返しのつかないこともあります。
いろんな覚悟を持って、目的意識がはっきりしているなら、いいかもしれませんが、興味本位などで、やる仕事ではないと思います。
向いてる方もいるとは思うし、いろんなことが学べるので、そういう意味ではやってみてもいいかもしれません。