スナックでバイトして接客のスキルは大幅に向上し、自信が付きました。

失恋してダイエットに成功したことがきっかけです。

それまではぽっちゃりとしていて地味なタイプだったので、せっかく綺麗になれたし何か好きだった人を見返したいなと思っていました。

そんな時、スナックが入っているビルの横を通って、求人のポスターを見つけました。
 

良かったのは、接客が得意になったことです。

元々高校生の時から接客系のアルバイトをしていたのですが、水商売だと接客のテクニックが必要になってきます。

基本的なことをしていれば良いアルバイトとは違い、一歩踏み込むことになります。
 

そのため、接客のスキルは大幅に向上したと思っています。

それまでは少し引っ込み思案なところもあったのですが、それではつとまらないので明るく見せたり、時には逆におとなしく見せたりとそういうことも出来るようになりました。
 

そして、自分を好きだと言ってくれるお客様がいることに喜びを感じました。

私は本当に自分に自信が無かったので、こんな私を好きになってくれるなんてと本当に嬉しかったです。
 

そのため来てくださるお客様はとても大切にしました。

お客様も、君はすごくお客様を大切にしているねと言ってくださる方もいて、気持ちが伝わったことがまた嬉しかったり。

店を変わって来てくれた方には泣いてしまったこともあります。

 
嫌だったことは、お店のママとの関係性です。

一緒に働くお姉さん方は皆さん良い人ばかりだったのですが、ママはかなりいい加減なところがありました。
 

恋人と旅行するためにと私達だけに数日店を任せたのですが、売上のことで叱られました。

別にいつもと変わらない売上だったのに、結局は旅行中に恋人と喧嘩してしまったので腹いせに使われてしまったわけです。
 

ママはお店の顔ですし、人格者であってほしいもの。

もちろん人間ですからそうはいかないものわかっています。
 

ただ、この人とはずっと一緒には働けないんだなと思ってしまいました。
 

後は、とにかく嫌なお客様もいたこと。

幸い私はそこまで被害には遭わなかったのですが、やっぱり嫌な人はいます。
 

特にママがおバカキャラで私がしっかりしたキャラだったので、「ママをいじめているんじゃないか」「お前はママと比べてかわいくない」と言ってくる常連さんも多かったです。
 

私がいない時にママが色々言っていたのが原因でした。

やっぱり守ってくれる人がいるいないは大きいと思います。

 
スナックは、お店を選べばわりと気軽に働けると思います。

容姿やスタイルもキャバクラほど厳しくはありません。

客層も地元密着で、常連さんもとても多くアットホームな雰囲気です。
 

それだけに、真面目でしっかりとしたキャラクターだと負担も大きくなってしまいます。

どこか抜けたところもあるように見せた方がお客様からも可愛がられますし、そのアットホームな雰囲気の中にうまく飛び込めると思います。
 

私は店をいくつか変わりましたが、後半になればなるほど少し抜けたキャラクターを演じていました。

それでいて仕事はしっかりやる、掃除なども積極的に手伝うというのが一番お店にいやすく売上も取れる形だと思います。