スナックバイトは昼の仕事の倍の給与が稼げました。

平日は一般企業で契約社員として事務職をしていたのですが、ボーナスもなく薄給で毎月生活をするのがやっとでなかなか貯金をすることが出来ず、将来への不安がありアルバイトをしようと思い、友人が働いていたスナックでバイトする事にしました。
 

ナイトワークは初めてだったのでとても不安だったのですが、働いてみて良かったこともありました。
 

まずは一番の目的である給与の面です。

基本給にプラスして、ドリンクバック、カラオケ一曲ごとのバックなどがあり、一日4～5時間ほどの勤務で大体一回の出勤につき1万5千円から2万円程度は稼げました。
 

これは昼の仕事の倍程度の収入ですので、決して楽とは言えませんが金銭的に見れば毎月決まった額を貯金できる余裕は生まれました。
 

また、私が働いていたお店は常連の40～60代のおじ様達がメインだった為、あまりに無茶な要求をしてくるようなこともなく、度を越すセクハラなどにはママがびしっと対応してくれていたので泣くほど辛い思いをするということはありませんでした。

時々気に入って下さったお客様からちょっとしたブランドの小物などのプレゼントを頂く事もありました。

 
どうしてもお酒の席ですから、全く嫌なことがないとは言えません。

もちろん本来はおさわり禁止ですが、酔ったお客様にももに手を置かれたり、腰に手を回され、さりげなく胸を触られたりすることも多々あります。
 

また、会話も多くの場合が下ネタですので、正直気持ち悪いなと思うことも多かったです。

また、自分を気に入って下さるお客様がいる以上合わないお客様もいて、席に着くなり「なんだブスかよー」と暴言を吐かれたり「話がつまらない、もっと気を使って面白い話をしろ」と言われれたりもしました。
 

でもそんなことより嫌だったのはケチなお客様です。

女の子にドリンクを出さない、女の子にお酒を作らせると濃く作るとかで自分でうっすい水割りを作ってちまちま飲む、そういうお客様に限って長く居座って女の子には言いたい放題なうえボディタッチも多い。
 

気前よくドリンクを出してくれて、女の子をいじめる為でなくお話を楽しむ為に会話をして下さるようなお客様ならこちらも多少のおさわりやセクシーな話もお付き合いしますが、ケチケチしているお客様に会話を楽しむタイプの方はまずいません。

安い基本料金で横暴に振る舞いに来ているお客様は見ていて情けなくもなり、本当に嫌でした。

 
綺麗な恰好でにこにこしていれば稼げるわけではありません。

多くの一般企業での仕事の様に業務知識や技術などよりも生理的な嫌悪感との闘いになりますので向き不向きが激しいと思います。
 

知らないおじさんにいきなり下品な話をされたり身体に触られたり、最初はびっくりすると思うのですが、うまい逃げ方を見つけることがストレスを減らす一番の方法です。

どうしたってエロ親父の相手をしなければなりませんので、相手が持ち上げられたいタイプなのか、ただ日頃家庭や会社で虐げられている鬱憤を晴らしに来ているのかなどを見極め、対処の方法をパターン化すると楽ですよ。
 

頑張りすぎてお店で泥酔している女の子なども見てきましたので、体調をきちんと管理することも大事です。