名前 | ドクダミ |
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職種 | スナック |
地域 | 長野 |
時給 | 1,800円 |
スナックでバイトしている友達に声をかけられました。
「座ってるだけでいいから!話してるだけでいいから!」と。
私自身は夜の仕事は全く興味もありませんでしたし、もしお金が必要になるなら日中のアルバイトと思っていましたが、滅多ににお願いごとをしない幼馴染が頼んできたのでやることにしました。
幼馴染とはいえ、この頼み事とは言えやらなきゃよかったなぁと後悔しました。
「団体客の予約が入っており、ママと自分(幼馴染)とバイトAでは回せなくて困っている」との相談でしたが、ド素人が入ったところで現状が変わらず…。
団体客は、ある会社の従業員たちの慰労会で若者が多く、無茶な飲み方をしていたのか最初から出来上がっている状態で来たので、騒いでグラス壊す、店内で嘔吐する、外で寝るなどのオンパレードでした。
嘔吐しおとなしくなってくれればいいのですが、そのまま違うお客さんに絡む、また飲んで騒いで吐くで地獄のような時間でした。
途中でバイトAが来ましたが、「私より夜の仕事長いんだよね?!」というくらい座ってにこにこしているだけで、お客さんの注文を忘れる、グラスの交換しない、水滴を垂らす、灰皿が満杯なのに気が付かない、氷がない…など気が利かない人で、それにママがイライラしており、一緒の空間にいて倍疲れました。
特に灰皿が満杯なのをにらみつけるママの目は一生忘れられません。
とにかく自分に火の粉がかからないように、お客さんと適当に身にならない会話をしながらバイトAの身の周りをきれいにしたり、グラスを下げたりで「なんでここ来たんだろう」と100回くらい思いました。
そして、バイトをする前「2時間コースだから、大丈夫ですよ」とママに言われましたが、2時間半になっても3時間、4時間経っても団体客に帰りを促すこともなく、結局5時間くらい居座られました。
「2時間分の料金しかもらっていないので帰ってください!」と言えないママなんだなと心底呆れましたが、私も「時間なので帰りたいです」と言えなかったので、案外似た者同士かもしれません。
友人には言いませんでしたが、その頃日中派遣で務めており時給は1,200円ほどで、深夜になると時給が1800円程になります。
同じ深夜帯でここまで神経と肉体すり減らして、夜も同じ1800円となるともう少し慎重になって引き受ければよかったなーと思いました。
世の中簡単な仕事はないんだなーとまた改めて痛感しました。
スナックに来るような方は下心がある人のほうが圧倒的に多いです。(そして見栄を張れるほど金がない)
嘘をいう事や詮索されること、そういう事に抵抗がなく割り切れるのであればいいですが、甘い世界を想像していると痛い目にあうと思います。
それから、ママ選びは大事だと思いました。
好きなことが一緒のママではなく、商売をするうえで嫌いだと思う点や許せないと思う点が同じでないと密な空間でママとやっていくには厳しと思います。