スナックバイトは女同士のいざこざや嫌がらせなどが全くなく楽しく働けました。

当時勤めていた会社を辞め、就職活動をしていたがなかなか次の仕事が見つからず、生活費を稼がなければと思いこの仕事に応募しました。

最初は居酒屋で働こうと思いましたが、面接で落ちたため、このままじゃまずいと思い時給の高いスナックを選びました。
 

私は駅近くのスナックで働いていました。

お店は路地裏のビルの1階の奥とあまり目立たないところにありましたが、結構お客さんが多かったです。
 

良かったところは、このお店には女性従業員が8人くらいいましたが、務める際に一番不安だった女同士のいざこざや嫌がらせなどが全くなかったことです。

みんな優しくて、だけど深入りすることなく、いい距離を保てていました。
 

女性のお客さんも多く、働き始めてしばらくすると仲良くなって、おしゃべりするのがとても楽しかったです。

みんなお酒が入っているので家庭内のことや、有名店の裏事情など暴露話で盛り上がりました。
 

私はお酒が飲めませんでしたが、ママやオーナー、お客さんに強制されることがなかったので今思えば本当に有り難かったです。

 
嫌だったことは、この店のオーナーは60代の男性でしたが、毎日お店でお酒を飲んで酔っ払って、暴言を吐いたり、物を投げたりしていたことです。

特に、ママに一番あたりが強く、お酒をぶっかけたり、髪の毛を引っ張ったり最悪でした。
 

だけど不思議なことに、この光景を見てもお客さんは誰一人動じず、オーナーを止める人はいませんでした。

みんな常連で慣れきっていたからです。
 

私はいつもその光景を見る度に、なんで誰も止めないの？とイライラしました。
 

もちろん従業員に矛先がくることも多々ありました。

ある日いつものようにオーナーが酔っ払って私に絡んできました。
 

私は笑顔でかわしていましたが、オーナーからしつこくお前はこの仕事向いてないんだよ！やめちまえよ！バカと言われ、私は当時仕事も見つからず、彼氏にも振られたばかりでどん底だったので、なんで私ばっかりこんな目にあわなきゃいけないの？と泣いたこともありました。

彼は酒を飲まなければ話もおもしろいし、変な輩が入ってきたらすぐに追い返してくれる頼りになる方だったので本当に残念でした。
 

私は再就職が決まったので辞めましたが、もしオーナーがそんな人じゃなかったら昼間働きながらその店を続けていたと思います。

 
20代でおしゃべりが好きでお酒好きな人ならピッタリだと思います。(歌が上手ければなお良い)

例えオーナーに絡まれてもうまくかわせて、お金のためと割り切れる人が向いています。
 

スナックなどの夜の仕事は色々な職種な人と話せるし、自分が生涯知ることがないであろう情報も聞けたり、色々と勉強になると思います。

精神力と会話力を鍛えるために働いてみるのもいいかもしれません。ただ、危険なお店もあるので、なるべく有名なところや、知人や友達の紹介などがいいかもしれません。
 

客層など悪かった場合ははすぐに辞めましょう。