名前 | みーしゃ |
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職種 | ラウンジ |
地域 | 京都 |
時給 | 2,500円 |
そのラウンジのグループ会社にパーティーコンパニオン事務所があって、初めはそこに所属して、喫茶店のアルバイトと掛け持ちでパーティーコンパニオンをしていました。
1年ほど所属していたら、ラウンジで仕事しないか?とパーティーコンパニオン事務所の社長からお誘いを受け、時給を聞いて快諾しました。
良かったこと。お金です。
身も蓋もないですが、当時大学生だったので、アルバイトできる時間は限られているし、時給だって安いものです。(当時で850円で高い方でした)
時給も安ければ、仕事内容も多岐に渡ってハード(喫茶店なので立ちっぱなし)だし、割に合わないと思っていました。
ラウンジでのお仕事は、座ってお客様にお酒を作ったり煙草に火を点けたりと、簡単なものですし、レジや調理は別のスタッフが居るのでやる必要もないので、私はずっと座ってお客様とお話をしているだけ、なので、肉体的にとても楽でした。
あと、私はもともとお酒が好きな上に強い方なので、お酒が飲み放題(というかそれも仕事の内ですが)なのも、嬉しいポイントでした。
高級なブランデーが基本のお店だったので、結構呑んでもそんなに悪酔いもしませんでしたし。
ヘネシーとマーテルはこの時期に一生分飲んだと思います。
お客様の中で、話の合うお客様に巡り合えると、会話が弾むのも楽しかったです。
私はその当時哲学を専攻していたのですが、哲学好きなお客様が来られて、ボトルを開けながら哲学談議で盛り上がってしまい、気がついたら閉店時間を大幅に越えていて、お店のママが苦笑していた事もあります。
その後、そのお客様は、来店されると必ず私を席に呼んで下さり、哲学の話で盛り上がっていました。
ママそっちのけになってしまうので、ママに謝ったところ「いいからいいから、お話し楽しんでや」と云われたのですが、ママの懐の深さに感謝しました。
クラブなので、お客様はママのお客で、私たちはあくまでもママのヘルプという位置付けでした。
嫌だったこと、というのはあまり無いのですが、小規模なクラブだったので、お客様が1人もいらっしゃらない日が辛かったです。
他の女の子やママと話をしながら待っていたので、苦痛な訳ではなかったのですが、それでも時給は発生してしまうので、ママに申し訳ないという思いが強かったです。
水商売は昔は「社会勉強」なんて言われていたアルバイトです。
普段はお話も出来ない様なお客様と話をする事で、一生の糧が出来ると思います。
お酒の席でのマナーも身につけられるので、その後、会社に入って宴会があっても、何も困りません。
むしろ、あまりに手際が良すぎると怪しまれるので、ぎこちない演技が必要かもしれないです。
ただし、高収入な部類の仕事なので、金銭感覚が狂ってしまうと戻すのが大変だし、ついダラダラと続けてしまいがちですなので、期間や目標金額など、自分なりの区切りを明確に抱いて働くのが良いのではと思います。(私の場合、大学を卒業するまでのバイトでした)