水商売を始める人が最初に迷う職種選び。
ラウンジとキャバクラは働く側にとってどちらがいいのでしょうか?
ラウンジとキャバクラの時給や接客の仕方の違い、どっちがきついのか・稼ぎやすいのかを経験者に聞いてみました。
ラウンジとキャバクラの違い
Contents
時給や給料システムの違い
キャバクラ
キャバクラの時給は都市部で4000~5000円、地方だと2000~3000円程度が相場です。
キャバクラはバック制度などが充実している店が多く、自分が頑張った分だけお給料に反映されるシステムになっています。
また、昇給も随時、設定されているお店が多いため、長く1つのお店で頑張りたい人にはオススメのシステムでしょう。
給与の支払い方法は地域によってまちまちですが、日払いのところが多く、希望すれば週払い・月払いに対応してくれることが多いです。
給与支払いの手段や頻度については入店前にしっかりと確認しましょう。
ラウンジ
ラウンジの時給は都市部で2000~3000円、地方だと1500~2000円程度が相場です。
バック制度などは店によってまちまちですが、指名制でない場合が多いです。
「お客様からドリンクをいただいたら○Pt」、「同半出勤だと○Pt」などのポイント制の店もあります。
キャバクラと同様に自分が頑張った分だけお給料に反映されるシステムを採用しているお店がほとんどですが、キャバクラのバックと比べたらその金額はやや少ないです。
キャバクラと異なり、常連のお客様が多くなるのがラウンジですので、お給料の上げ下げが少なく安定して稼げると言えるでしょう。
給与の支払い方は地域によってまちまちですが、日払いのところが多く、希望すれば週払い・月払いに対応してくれます。
給与支払いについては入店前にしっかりと確認しましょう。
お店にもよりますが、同伴でお客様を連れて出勤した際にバックを頂ける場合もあります。
これはラウンジ・キャバクラ共通です。
仕事内容や接客の仕方の違い
ラウンジの場合、ほとんどのお店でボックス席とカウンター席が設けられており、団体でいらっしゃったお客様の場合は同じ人数の女の子、例えば4名様の団体のお客様がいらっしゃる場合は3〜4名の女の子が席について対応し、お一人様でいらっしゃっているお客様へはカウンターに座り1対1で接客します。
キャバクラの場合は団体で入店されるお客様でも基本的にはお一人様ずつ、女の子を指名して頂き1対1になるよう席をつくっていきます。
ラウンジでは、先程述べたように団体でいらっしゃるお客様が多いです。
その理由はお仕事の接待でお食事を終わられた後に二次会として利用される方が多いからです。
しかし、キャバクラでは単純に女の子に話を聞いてもらいながら楽しくお酒を飲みたい、リフレッシュしたいと来店される方が多いです。
そのため、ラウンジで勤務する場合はキャバクラ勤務の女の子に比べ、ある程度の時事や社会情勢等の知識、礼儀マナーを身に付けておくことが大切です。
どちらもお客様の隣に座り、お酒を作ったりお話をすることには変わりありませんが共通して女の子の身体へ触れることは禁止されています。
またラウンジにいらっしゃるお客様はお酒をボトルで注文しなければなりません。
そのため、キープされているボトルのお酒をお客様も女の子も一緒に頂きます。
しかし、キャバクラの場合はラウンジに比べてグラスでカクテル等のドリンクが注文しやすい傾向があります。
そのため、お酒が苦手な女の子は飲みやすいカクテル等が注文出来るぶん接客が楽です。
客との連絡先交換や時間外営業の違い
お客様との連絡先交換はお店から強制されることはありません。
しかし、キャバクラの場合、お客様との連絡先交換は積極的にする方針の店が多いようです。
時間単位でお客様が入れ替わるため、次回の来店や指名につなげるためにも、連絡先交換は必要でしょう。
ラウンジは女の子を指名するという制度自体が無いので、お店の忙しさや状況によって対応させて頂く女の子が変わっていきます。
仲良くなったお客様ができれば自動的にそのお客様へ付く可能性が高くなることがありますが、連絡先交換の必要性はキャバクラほど高くはありません。
基本的にアフターは同伴と違い、お店へのお客様来店・売上に関係しない為全くする必要性はありません。
しかし、個人を売っていくキャバクラではお客様へ気に入って頂けることがとても重要なのでアフターをする女の子もいると思います。
勤務時間の違い
キャバクラ
キャバクラの場合、営業時間が21時~翌2時などの遅めの時間帯です。
夜型の人には相性の良いシステムでしょう。
シフトは自由出勤である事が多いですが、固定のお客様がつけば、固定の曜日に出勤することが増えるかもしれません。
基本的にシフトの自由がききやすいといえるでしょう。
ラウンジ
ラウンジの場合、営業時間が20時~24時などの比較的、早い時間帯です。
ダブルワークの人にも支障なく働けるシステムと言えるでしょう。
シフトは基本的に自由ですが、週ごとに出勤できる日を伝えて、出勤するというシステムのお店が多いようです。
また基本的に日曜日はお店自体がお休みのところが多いです。
忙しい金曜日・土曜日に関しては出勤を求められることがほとんどです。
またどちらの場合も閉店時間はお店によって深夜3時、明け方5時まで、週末のみロング営業等と異なってくるので確認してください。
指名制度やノルマの違い
キャバクラでは先述した通り、指名制度があるため連絡先の交換や同伴等で自分を気に入って貰えるよう女の子個人でも努力が必要です。
指名が少ない女の子の場合、ママやオーナーの方からいくつお客様と連絡先を交換しているのか、どの程度日中にやり取りをして営業をかけられているかチェックされることもあります。
ラウンジには指名制度がない分、キャバクラ程厳しくはありませんがあまりお客様に楽しんで頂けていない女の子は指導されることもあります。
また、ノルマとまではいきませんが、ラウンジではお客様からボトルを入れて頂くことが大切なのでお客様と一緒にそのお酒を頂き、ボトルを空けるということは各女の子は常に意識して行っています。
服装・メイクの違い
ラウンジもキャバクラもお客様へ非日常を味わって貰う為、しっかり目のメイクやヘアメイクをしっかりする必要性があります。
ラウンジ・キャバクラ共に基本的にはドレスを着ていますが、ラウンジですと綺麗目のワンピースを着ている女の子も多いです。
イベントや季節に合わせて浴衣や着物を着たりもします。
キャストの年齢層・採用基準の違い
ラウンジは来店されるお客様の層が幅広いぶん、女の子も10代から40代頃までと幅広く在籍しています。
それに比べてキャバクラは10代から30代前半までの女の子が比較的多くなっています。
一般常識があり、オシャレに気を遣える女の子であれば採用して貰えます。
お客さんの年齢層や客層の違い
先述した通り、お客様の年齢層はラウンジではかなり幅広くなっています。
40代くらいの方が多いですが、60代~70代の方まできます。
また、接待で来店されるサラリーマンの方も多い為、比較的客層は良いと思います。
キャバクラはそれと比較すると若い方も多く、楽しみたいという気持ちが強く来店される方が多いです。
ラウンジとキャバクラどっちがきついのか?
ラウンジもキャバクラも常に笑顔でお客様を癒して差し上げるのが女の子の仕事になるため、嫌なお客様がいらっしゃったり禁止はされているものの多少のボディタッチには目をつぶらなければならない場面も多いです。
しかし、ラウンジは女の子も団体としてお客様の席に付くことが多いので従業員同士が仲が良いというのがあります。
年齢層も幅広い為、お客様の取り合い等も無く、比較的楽しく勤務できます。
ただし、お酒は焼酎やウイスキー、バーボンなど若い女の子があまりプライベートで飲まないお酒を笑顔で飲まなければいけない場面が多い為、お酒が苦手な女の子には辛いと思います。
キャバクラでは指名制度があるため、とにかくお客様取得のため、昼間も個人の携帯電話から電話やメール、LINEを行い同伴してくださるお客様を探したり、指名来店してくださる方を見つけたりとプライベートなしで常にお客様のことを追いかけなければなりません。
女の子によってはプライバシー保護のため、携帯電話を2台持ち、お店のお客様専用の電話番号とLINEアカウントを準備する子もいます。
さらに、キャバクラの方がラウンジと比べ派手なドレスが多い為ヘアセットにも毎日お金をかけて出勤前にサロンへ通って来る子がほとんどです。
もちろん、どちらもお仕事としてキツイですが電話やメッセージのやり取り等、プライベートの部分にもお仕事がより濃厚に絡んでくるキャバクラ勤務の方が体力的にも精神的にもキツイと思う女の子が多いと思います。
また、キャバクラは指名ノルマがある店も多いですが、「ノルマがプレッシャーになって緊張する」という人によってはストレスになるでしょう。
逆にラウンジは複数を相手に接客することも多いので大勢での会話が苦手な方にはきついと感じるでしょう。
1:1より複数の会話の方が楽という方にとっては逆に楽でしょう。
ラウンジとキャバクラどっちが稼ぎやすいのか?
キャバクラの方が稼ぎやすいと思います。
基本時給自体もキャバクラの方が高い傾向にありますし、キャバクラは頑張った分だけ、指名料や同伴のバック等で時給以外にもたくさんお金を頂けるため貰える金額は上がりやすいです。
また、同伴が増えれば夕食をお客様と一緒に食べることができるため、食費も浮きますし女の子によっては同伴中にお客様からプレゼントを買って貰う子もいるため自分で買い物をする出費も抑えられます。
さらに、キャバクラですと指名によって人気が上がれば時給も上がるのでそれも稼ぎやすい理由のひとつてす。
ラウンジが向いてる人はどんな人?
個人より、誰かと一緒にチームとしてお仕事が出来る人です。
キャバクラと異なり自分を売るのではなく、お店を楽しんでもらい、その中で自分も気に入って貰い、再度来店して頂くというのがラウンジ営業となるのでチームワークを意識出来ることが大切です。
キャバクラが向いてる人はどんな人?
自分をしっかり主張でき、プライベートの時間にお仕事が絡む事へ対抗がない方です。
ラウンジと違い、個人成績が重視される場所となるため、お客様の前でしっかり自分をアピール出来、それをお店の外でもやり続けることが出来る方が向いていると思います。