名前 | うらら |
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職種 | ニュークラブ |
地域 | 北海道 |
時給 | 1,800円 |
高校を卒業してからすぐに一人暮らしを始めました。
最初はうまくいっていた一人暮らしも、昼職で必要だったため車を買ったりと、月々の支払い額が多いうえに、何かと交際費もかかってしまい、少しでも資金源になればと思い始めたのがきっかけです。
働き始めたバイト先は、初めての夜職ということもあり、最初の頃はとても緊張したのを覚えています。
ですがその店のオーナーや店長、同僚がとてもよくしてくれました。
良かったことは、接客する上での接遇やマナーを身につけられたこと、話のスキルがあがったことです。
オーナーをはじめ、店長、同僚には、マナーの面ではものすごく色々なことを教わりました。
具体的には、グラスに氷を入れる際はなるべく音が出ないように配慮すること、回す方向は時計と反対回り、お客様との会話が途切れることのないよう耳を傾けながら、グラスに汗をかかせない、かいていたら拭く、など。
他にもたくさんありますが、一度に同じことをたくさんやらなければならず、最初の頃はあたふたしましたが、慣れてくるとお客様にも、うららちゃん!様になってきたね!と褒めてもらえることも増え、素直に嬉しさを感じたのを覚えています。
そして、気遣いがとても大切な仕事なのだと、その時初めてわかり、今までもっていた自分の想像でしか知らない夜の世界を、少しだけ深く知れた瞬間でした。
もちろん、場内指名をいただけたときや、指名でこられたお客様を迎えることは、楽しかったし嬉しかったです。
反対に、嫌だなと思ったことも少なからずありました。
昼職との兼務だったため、お客様への営業のメールなどはほとんど行えなかったことから、指名できてくれたお客様への対応がおろそかになってしまっていたことです。
どんな仕事でもきちんとやり遂げたいところがあるため、最初のうちはがんばってできていたのですが、2、3ヶ月がたったころに、指名できてくれていたお客様から「返事が遅い」や、「もううららちゃんには会えないな~」など、お客様に不快な思いをさせてしまっていたことに、仕事をしているうえで、申し訳なさを感じてしまいました。
そして、こなしきれない自分にも嫌気がさしてしまいました。
また、ニュークラブという飲み屋さん、お触りは基本的にはOKなところだったため、見ず知らずの人に体を触られることへの抵抗もありました。
働きはじめた時には正直びっくりし、やめてと言えないことへの恐怖も、少し感じました。
誰でもできるんでしょ!簡単なんでしょ?お話ししてるだけでお金もらえるなんて楽だよね!
そうお考えの方がいらしたら、それは間違いだと思いました。
私も最初は楽観的な考えをもっていたのは事実です。
ですが全然違いました。
むしろかなり大変なお仕事です。
世の中には色々なお仕事がありますが、多分この仕事が一番体を張って、気を遣い、癒しをあげなければならない、大変な仕事だと思います。
そのうえ、自分自身のメンテナンスも必要です。
身なりをきちんとしなければなりませんから、多少のお金もかかります。
ですが、嬉しいこと、楽しいこと、素敵だなと思うことや、そう思わせてくれるお客様に出会えることも、事実です。
もしどうしても働かなければならない、働いてみたい、というお気持ちだったなら、体験入店できるところがほとんどだと思うので、一度体験してみるのもいいかもしれません。