名前 | たくや |
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職種 | ホスト |
地域 | 東京 |
時給 | 1,000円 |
私がホストのバイトをしようとしたきっかけは、街頭でスカウトされたためです。
当時20代後半でサラリーマンとして、いわゆる普通の仕事をしておりましたが、茶髪にしており、やややんちゃな服装をしていたことも影響してか、駅前の広場でタバコを吸っているときに20代前半のホスト風の男性にふと声をかけられました。
私はこれまでそれほどモテてきた人生を歩んでいたわけではありません。
週1~2出勤のバイトというポジションということもあり、それほど売上を上げることはなかったのですが、ホストという世間でいうモテ男の代名詞のような立場にスカウトして入れたことは一定の自信となり、そのためか少しモテるようにもなりました。
また、これまで上場企業のサラリーマンという真面目な世界を歩んできたため、ホストという正反対な世界の住人との交流を通して人間をより広く深く理解することができたと感じています。
粗野な世界というイメージを持っていましたがとっても気のいい人が多いということを知ることができたのはよかったと思っています。
さらに私はお酒が好きなのでタダで酒を飲むことができたことがうれしかったです。
朝方に開店するため深夜に起きて出勤する必要があり、朝の弱い自分にはきつかったです。
しかも水商売にはありがちな遅刻をすると罰金をとられることがつらかったです。
盛況の時などは一人で多人数の女性の接客をすることがあるのですが、多人数の女性でかつお客という立場では意外に冷たいものです。
そのような状況でも席を離れることができず会話を続ける必要があることがつらいことでした。
多人数でなくても、相性の悪いお客様とも一定時間会話をする必要があるのは辛い経験でした。
お店でその日に呼ぶお客様の数の目標が決められておりその人数に達しないと終われないということで、朝5時から通常は昼の12時くらいに終わるのが夕方の17時くらいまで営業していたこともあります。
そして嫌でもつらいときにでもお酒を飲まなければならないことです。
私自身お酒が好きであるもののホストにつきもののイッキをいやでもやらなければならないことがきつかったです。
売上を上げないものは罰として掃除などを行うよう義務付けられているという、売上によってきっちり階級が分かれていることは窮屈さを感じました。
お店にもよるのでしょうが、働く前は皆が自分の売上のことばかり考えたヤンキーノリ一辺倒のギスギスした世界かと思いきや、アットホームな雰囲気があり快く受け入れてくれる気持ちよさはあると思います。
また女性が自分を目当てに来店してくれるのは非常にうれしいものです。
女性の心理の難しさも学ぶことができるでしょう。
ただ、やはり多くの酒を飲むことを求められるため、体への負担は大きいです。
たとえ週1、2のバイトであっても長く続ける仕事ではないと思います。