ホストバイトは華やかなイメージと裏腹にタフで体力を使う仕事です。

生時代になにか稼げるバイトはないか友人に相談したところ、ルックスを活かしたホストクラブを勧められました。

ホストクラブには偏見があったのですが、友人がしていたこともあり、不安なことや嫌なこと、また良いことを聞きました。

ホストでバイトをして良かったことはやはり「実力で稼げる」という点です。

自分の思考、学び、そして怠惰、その全てが自分の売り上げに反映されます。
 

逆を言えば、実力を備える為には勉強をしなければなりませんでした。

勉強と聞くと変な感じがしますが、例えば、お客様を喜ばせるためにどうのように接すると喜んでくれるのか、喜んでくれるためにどのようなことば言葉掛けが良いのか。

心理学は大いに役に立ちました。
 

また、声のトーンや立ち振る舞い等、全てが商品なので、勉強をして自分磨きが出来て、なおかつそれがお金になる。

そしてお客様にも喜んでもらえる。

嫌だったことは当時私が19歳だったこともあり、年下は雑用が多いです。

また理不尽なことも多いです。
 

自分より売り上げが少なくても先輩は先輩なので、先輩の言うことは絶対です。

パシられることも当然あります。
 

そして一番嫌だったことは、その先輩にお客様を横取りされることです。

今月はノルマが達成出来ていないからお客様をこっちに流して等。
 

みんながみんな商品としての自分磨きやお客様の為に徹し切れてはいません。

そのケツを後輩が拭くこともありました。
 

そしてナンバーに入っていた後輩の私は先輩からの嫌がらせも多かったです。

内心は「お前の実力がないからだろ」と思っていても態度や言動には出せません。
 

また当然のようにアフターがあるので帰りが朝方になることは日常茶飯事でした。

そのため、学業が疎かになりそうになるので、生半可な気持ちで入店すると理想と違いくじけて一日で辞める人も少なくありません。
 

しかし、言動や立ち振る舞い、身嗜みは同級生よりも気を使うので、大人として見られることが多く、年上女性からはモテることが多かったです。
 

髪の毛はハイブリーチをしていたのでかなり痛みます。

毎週の美容室等、身嗜みを整える為に色々なお店へ出向かなければいけないことには体力を使います。
 

見た目と違い、相当タフで体力を使うお仕事なので、精神力は鍛えられます。

 
ホストは華やかなイメージとは対照的に相当タフで体力を使います。

「周りから格好良いって言われるからやってみようなか？」等の甘い考えでは一日と持たないでしょう。
 

華やかなイメージから華やかでいる為には相当の努力、精神力、プライドが必要です。

本当にタフですが、1年間でもやり遂げることが出来れば、人間的にも成長出来ると思います。
 

社会人になる前には、主に接客業をした方が社会人として働くことに活かしやすいです。

ぜひ、チャレンジしてみて下さい。