名前 | 鈴木さん |
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職種 | ガールズバー |
地域 | 札幌市 |
時給 | 1,800円 |
たまたま友人に誘われて短期間だけのアルバイトとしてガールズバーでの接客をしていました。
面接の時は初めてということもあり緊張しました。
しかし人手不足ということもあり、すんなり採用が決まりました。
すぐに働いて欲しいということで、程なくアルバイトが始まりました。
良かったことは、当時学生だったために経験のあるアルバイトがファーストフード店のキッチンとイベントでのビラ配りしかなかったため、接客に対する心構えが出来たことです。
普通の接客と違い、ナイトワークは接客の技術、話術、人の話を真剣に聞く技術が身についたと思います。
普通の接客なら商品の説明やオススメの点などをご紹介するのが仕事ですが、ガールズバーでは商品が『かわいい女の子と楽しくお話し出来る』ということが商品なので、最初は何を話していいのかさっぱりわかりませんでしたが、日を追うごとにだんだんと慣れて来ました。
普通は『初対面の人と楽しく世間話をして相手を褒める』なんてスキル、仕事に求められませんよね。
それどころかもし一般の仕事で上司や男性社員とそんなこと毎日しようものなら、女子社員に僻まれて、陰口を叩かれるのがオチです。
極論に聞こえるかもしれませんが、実際女性の社会はそういったところです。
でも夜の世界では、昼の世界で嫌われることを平然とやってのける堂々とした態度が必要になって来ます。
この女の世界の怖さを早いうちに知れたことが、最大の良いことだったかも知れません。
細かないいところは
- 海外のお客様が毎回チップをくれたこと
- お店の馴染みのお客様が出張のお土産をくださったこと
- プロ並みのメイクを教えてくれる女の子がいたこと
- 同世代の女の子ばかりの現場だったので、年上の先輩に気を使うシーンがなかったこと
です。
悪かったことは
- 当時のガールズバーのアルバイトとしては時給が低かったこと
- 時給アップが望めなかったこと
- 店長が頼りなかったこと
- 人手不足の時には忙しすぎたこと
です。
夜の仕事という性質上、どうしても店員の女の子の入れ替わりは激しかったです。
お店の女の子と仲良くなってもすぐ別のお店に行ってしまったり、普通のアルバイトをするためにお店をやめたりするケースが多かったです。
ちょっと寂しかったですね。
店長がしっかりしていなかったことは、私が短期間でキッパリアルバイトをやめた一番の理由です。
こういったお店で働く上で1番大切なのは、雇用主との相性かも知れません。
夜のお仕事は自分さえしっかりしていれば、ある程度稼げる仕事だと思います。
お昼の仕事と夜の仕事とは、常識そのものが全く違います。
夜の世界の常識を昼の世界へ持ち込むことはほぼ不可能ですし、昼の仕事では起こりえないことが毎日起こるのが夜の仕事です。
その二点と、自分の身は自分で守ること、健康を維持すること、挨拶はきちんと、さえ意識できていれば、特に問題ないと思います。
がっちりお金を貯金してやめていく人、散財してお給料日にはすっからかんの人、いろいろいますが、個人的にはざっくりでいいので家計簿をつけることをオススメします!