水商売の職種ごとの違い。きつさや稼ぎやすさを比較!

ガールズバーとラウンジの違い どっちがきつい?稼ぎやすい?

ガールズバーとラウンジは形態が若干似ていますが大きく違う点も多いです。

働く側にとってはどちらがいいのでしょうか?

ガールズバーとラウンジの時給や接客の仕方の違い、どっちがきついのか・稼ぎやすいのかを経験者に聞いてみました。

ガールズバーとラウンジの違い

仕事内容や接客の仕方の違い

ガールズバー

ガールズバーは若い女性が、カウンター越しでお客さんのお酒を作ったり、お話をしたりするお店です。

お客さんの隣に座ったりする事はありません。
 

指名などはなく1時間2000円といったチャージ制でお店に過ごす事が出来て、飲み放題のお店もあれば(女の子のドリンク代は別です)チャージがかからずフリータイム過ごす事が出来る代わりにドリンク1杯の値段がかかるお店もあります。

また、お店ごとに特色があるような所もあり、衣装のあるお店もあれば、少し露出の高いビキニバーと言ったようなお店もあります。
 

お客さんとメアド交換するのが禁止なお店も多いし、お客さんとの間にカウンターを挟む以上距離が近づき過ぎる事はあまりありません。

店長が存在したり、トラブル対策の為に男性が内勤で働いているお店も多いようです。

ラウンジ

ラウンジは、ママが存在するのが最大の特徴です。

仕事内容はお客さんのお酒を作ってあげたり、楽しくお話したりします。

指名制度は特に存在せず、お店の雰囲気はそのお店のママによって様々です。
 

接客は複数接客になる事があり、その場のお客さんの人数によってはマンツーマンで話すという事はありません。

全員で楽しく過ごす大人の社交場という側面があります。
 

チークを踊ったり、カラオケでデュエットしたりというお店も多いです。
 

指名は存在しませんが、ママの馴染みのお客さんなどが存在するので、その場合は頼まれれば時間外に同伴やアフターといった仕事もある事があります。

メールアドレスなども禁止ではないお店が多いです。

客との連絡先交換や時間外営業の違い

ガールズバー

ガールズバーでは、お客さんと女の子の連絡先交換を、表向き推奨しているお店は少ないです。

お店のウリの為に若い女の子を集めているので、連絡先を交換する事で生じるトラブルをあらかじめ防止しているという側面が大きいようです。

同伴やアフターというシステムも同じ理由からありません。
 

営業メールや電話をしない代わりに、お店が暇な時にはビラ配りや、お店の前になって呼び込みをする事もあります。

ラウンジ

ラウンジは、顔馴染みのお客さんなら連絡先を交換する事があります。

時間外営業もママの方針によってはあります。

お店が暇な時には営業電話をかけたりメールをする事もあります。
 

外に出て呼び込みにでたり、ビラを配ったりという事はありません。

時給や給料システムの違い

ガールズバー

ガールズバーの時給相場は、地域にもよりますが、だいたい1200円から2000円です。

バック制度はお客さんに呑ませてもらったドリンクバックやお客さんにおろしてもらったモエシャンやカフパリといったボトルのバック等があります。

ドリンク1杯50円、といった風に時給とは別に計算されて給料支払い時にボーナスという形で支給されるお店も存在すれば、ポイントとして計算されて次の月の時給があがる、時給スライド制として機能しているお店もあります。
 

昇給システムはガールズバーで女店長になったり、シフトを作ったりするようなお店の運営も任されるようになれば時給が上がる事があります。
 

罰金はあまりないお店が多いです。

当日遅刻したり、欠勤したりする事があっても特にお金をとられる事がない緩いルールのお店は多いです。
 

ただ、ボーイと付き合うなどの風紀違反をした場合はその限りではありません。

お店によっては50万の罰金を支払わないといけない所もあります。
 

給与の支払い方は、毎日手渡しするお店もあれば、15日締め、月末払い、20日締め、5日払い、月末締め、10日払い、また月二回払いと言うようにお店によって様々です。

ラウンジ

ラウンジの時給は1500円から3500円位です。

バック制度は特には存在しません。

ママに言われて同伴やアフターを行った時には渡される事もあります。

出勤日数や貢献度によっては時給がアップすることもあるようです。
 

罰金はママの方針次第です。

給与は手渡しで日払いなお店もあれば、毎月決まった日に渡されたり、振り込まれたりします。

勤務時間の違い

勤務時間は、ガールズバーはだいたい17時から朝5時の間の中、都合のいい時間働くというお店が多いです。

オープンラストで働く女の子もいれば、終電で帰る女の子もいるし、昼の仕事が終わった後で遅い時間から働く女の子も存在します。

シフトは週1からでもOKだったりして、とても融通がきくのがガールズバーです。
 

ラウンジは、19時から1時位までというところが多いです。

シフトは曜日固定というお店が多いですが、ママによっては自由にさせてくれるお店もあります。

指名制度やノルマの違い

ガールズバー

ガールズバーには、基本的には指名というものはありません。

しかし、お客さんによってはお店に通うお目当てになる女の子が存在したりするので、その子の出勤日を狙って呑みに行く人もいます、そういう潜在的な指名を抱えた女の子は需要が高いためたくさん出勤することができます。

ノルマも特にありません。
 

が、お店によっては指名制度があり、指名の多い女の子の方が稼ぎやすいです。

ラウンジ

ラウンジにも、特に指名というものはありません。

しかしお店の雰囲気を崩す事なく、お店のママや女の子同士とうまくやりながら、複数のお客さんと状況によっては会話を混ぜて盛り上げる必要性があります。
 

ノルマも特にないというお店が多いです。

ただ、お店によってはデュエットやチークといった営業を行なっている事もあるので、古めの演歌や歌謡曲を覚えたりしなくてはいけないところもあります。

服装・メイクの違い

ガールズバー

ガールズバーは服装が自由な所が多いです。

女の子らしい服装であればドレスを着る事はなく、ワンピースや、チュニック、ショートパンツといった若い女の子が着るような服装で事足ります。

また、制服があるお店もたくさん存在します。
 

メイクはお昼の仕事よりもある程度濃いめにしてあれば十分です。

ラウンジ

ラウンジもドレスを着用する必要はありません。

ママの方針にもよりますが、膝丈のワンピースといった服装が好まれます。
 

メイクも暗い店内でも映える濃いめのメイクがウケますが、キャバクラ嬢ほどにがっつりしたり、盛り髪をしたりする必要はありません。

キャストの年齢層・採用基準の違い

ガールズバー

ガールズバーの年齢層は若いです。

夜の仕事に慣れていないどこか素人っぽい女の子が求められているので大学生が副業でしている事が多いです。
 

採用基準もあまり高くはありません。

ある程度可愛くて、人見知りせずに話せる若い女の子が求められています。

ラウンジ

ラウンジの年齢層はガールズバーよりも高めです。

採用基準は、ママ次第です。

人懐こくて、気配りの出来る女の子が求められています。

お客さんの年齢層や客層の違い

ガールズバー

ガールズバーに来るお客さんは30代がメインです。

また、客層もがっつりプロの女の子に疑似恋愛という接客をされたいというよりは、少し素人らしさの残る女の子と楽しくお酒が飲みたいという人が多いようです。

また、呼び込みでお店にくるお客さんも多いため、客層はその日によってかわります。
 

ラウンジにくるお客さんの年齢層は高めです。

40代から60代、70代という固定のお客さんに支えられているお店が大半です。

固定のお客さんが多いので客層は落ち着いているお店が大半です。

ガールズバーとラウンジどっちがきついのか?

ガールズバー

ガールズバーは、働いている女の子同士若い人が多い分、職場内で揉めると結構面倒な事が多いです。

私は更衣室で物を隠されたり、カウンターの中で足をヒールでわざと踏まれたり、ビールのサーバー交換や樽を運んだりといった面倒くさい作業ばかりをやるように言われたりした事があります。
 

また、お店の支払い金額が安い為お客さんによっては遊び慣れていない人がくる事もあります。

年齢的に独身なお客さんも多い為、自分は若いしおっさんじゃないと中途半端に自信がある男性も多いです。
 

女の子と恋愛出来るのでは、脈があるのではないか?と、通っているうちに勘違いしてしまう人も多いので、ちゃんと自分の中で線引きをしっかりしないと、ヒートアップしてしまったお客さんから恋愛を求められる事もあります。

休みの日に遊びに誘われたりアドレスを教えてと迫ってくる人や、思いが余って帰り道にあとをつけてくるような人も中には存在します。
 

プレゼントを受け取るのが禁止なお店は多いので、借りを作りすぎない事が大切です。

なるべく心の距離を近づきすぎず、でもお店には来てもらえるように絶妙に保つ事が大切です。
 

また暇な時に客寄せにお店の外に立たないといけないので、冬は体調を崩しやすかったです。

ラウンジ

ラウンジは、お客さんの年齢が高く、既婚者の人も多く遊び慣れている人が多い為、恋愛目的でくる人は少ないです。

また、ママとの付き合いも長い為に変な気を起こす人は少ないでしょう。
 

しかし、ママの方針によっては週末に花見といったイベントを行ったりするような近い付き合いをしているお店もあります。

参加をするように強制される事もあるので、同伴やアフター、休日出勤といった時間外の営業がある場合、きつい事もあります。
 

また、ママと相性が悪ければ働き続けるのは非常に厳しいです。
 

そして、お客さんがだいたい顔なじみな為、新人として入ってきた時にアウェイなのは自分一人という事も珍しくありません。

お客さんごとの水割りの濃さやタバコの銘柄、ボトルに書いてある名前と愛称など、最初に覚えないといけない事が多いです。

場の空気を読むスキルに長けている事が何よりも重要です。

ガールズバーとラウンジどっちが稼ぎやすいのか?
客観的にはラウンジの方が稼ぎやすいと思いますし、私の場合もラウンジの方が稼ぎやすかったです。

やはり、時給がガールズバーは低いです。
 

ドリンクバックがあるとはいえ、微々たるものですし、時給自体高いお店となると露出の激しい衣装になったりするので、普通の私服で働くお店だと、時給があまり良くありません。

時給が安い分たくさん働こうとオープンラストで朝5時まで働いたりすると、体を壊したりする事もあります。
 

ラウンジはお店によっては高級なところもあり、ちゃんとしたお店なら3000円以上の時給をくれる所もあります。

年齢が上がってもそのまま働けるところも多いので、長く続けやすいです。

どっちが働きやすいのか?
私はガールズバーの方が働きやすかったです。

出勤用の服を別で用意する必要がなく、普段着ている私服で良かったから、大学の後にそのままの服で出勤することができたので時間を無駄にせずにすみました。

それに、プライベートの状況が変わって都合が悪くなったり、風邪をひいたり体調が悪くなった時に、当日でも快く休ませてもらえたので楽でした。
 

お店が暇な時にお客さんに営業をする必要もなく、休日に仕事をする必要もなかった為、深夜の居酒屋やコンビニで働くよりは簡単に高給を得る事ができました。
 

やっぱり朝起きた時や寝る前に営業メールをしなくていいのはとても楽です。

はっきり仕事とプライベートを分ける事ができます。
 

仕事上、トラブルが起きた時には内勤の男性スタッフに相談することができたのも働きやすいと安心することが出来ました。
 

お店に来るのがラウンジに比べると若めのお客さんが多かったので、年齢が近い分ジェネレーションギャップが少なかったです。

会話をしていても、何を言ってるのかわからないといった事も少なく、普通に話が盛り上がる事も多かったので、時間が過ぎていくのもあっという間でした。
 

少しうまのあわない女の子が働くことになっても、女の子自体入れ替わりが激しいのでしばらく我慢していればお店の空気が変わるのも楽だと思う理由の一つでした。

ガールズバーが向いてる人はどんな人?
これまである程度モテてきた女の子で、仕事が終わってから営業メールやLINE、電話をするのは嫌だという割り切った思考の女の子に向いています。
 

若くて可愛く、記憶力がいい女の子ならとても需要があると思います。

AKBっぽい女の子であればまず間違いありません。

ラウンジが向いてる人はどんな人?
少し大人の会話もできるような女性が向いていると思います。

ママとお客さん両方とうまくやれるような気配りや気遣いに長けた人が向いています。
 

同じ話を何度も繰り返すお客さんも存在するので、壇蜜のような少し色気もある癒し系の聞き上手な人が求められています。

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