名前 | makoto |
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職種 | ゲイスナック |
地域 | 東京 |
時給 | 800円 |
makotoさんがゲイスナックでバイトをしようと思ったきっかけ
当時の私は家出中でした。20歳の時です。
ゲイであることで両親と揉めて、新宿二丁目をさまよっていました。
住まいもそうですが、とにかく働かなければと、二丁目を探しながら従業員募集のチラシを見付けました。
その後四店舗経験した私でしたが、今回はこの初めて勤めてお店の話を書きます。
ゲイスナックでバイトしてよかったこと
水商売初体験の私は言われたことをやるのが精一杯でした。
ゲイ独特の面白さも無かったと思います。
その中でも嬉しかったのが、自分のお客さんが出来始めた事でした。
当初はお店に通っていた普通のお客さんだったのですが、極端に若くて不慣れな自分を心配に想い、頻繁に足を運んでくれるようになったのです。
二丁目の事を何も知らない私に色々教えてくれたり、朝ご飯レベルですがチップをくれたこともありました。
気晴らしにとお客さん同士でお花見を計画しており、私も呼ばれました。
そこにはお店に来ない人もいて、私と話して意気投合し、お店に足を運んでくれるようになりました。
ノルマなどはりませんでしたがそういった気遣いには凄く感謝しています。
ゲイスナックでバイトして嫌だったこと
嫌だったことは、働き始めて知りましたがブラックなお店であった事です。
会計のかさましは当たり前でした。
ママが主導権を握っているので何も言えません。
お店は非常に暇でその間ママは飲み歩いています。
お客さんが来たら呼ぶシステムになっているのですが、来たお客さんにママは呼ばないでと言われるくらいママが嫌われていました。
もちろんそのあと私は怒られます。
週末は地獄でした。
週末限定のベテランスタッフが居るんですがママと二人で私をいじめます。
罵声を浴びせ、焼酎一本一気飲みや空き瓶で頭を叩かれて血を流させ笑っていました。
意識が朦朧としていたので、お客さんの反応はわかりませんでしたが、偶然居合わせた友人に介抱されました。
また無知が故だったのですが、ママは私の容姿だけは評価していたようで、裏金をお客様から貰い、お客様に私を抱かせていました。
あの頃はそれが枕営業だと勘違いしていたのですが、今思えば単純な売春です。
とりあえず泥酔したママが怖くて閉店後はすぐ帰る様にしていましたが、ある日酔ったママに不意打ちで殴られ、足を崩した瞬間に手足を拘束されレイプされました。
事が終わり、向こうはソファで爆睡し、私は破れた洋服を隠しながら帰宅しました。
その数日後、無責任ですが、ママが店にいない瞬間を狙い、私は店から逃げました。
これからゲイスナックでバイトを始めようとしてる人にアドバイスするなら?
ゲイのスナックは今の現状に合わせて特殊な能力が求められます。
私の見解としては話し上手よりも聞き上手になる事が続けるコツだと考えています。
また可能であれば独立を視野に入れるべきです。
ダブルワークであれば特に気にすることないのですが。
そして最近のゲイバーはお客様に対する感謝の気持ちを忘れがちです。
繁盛店であればあるほど。
どんな商売でもお客様ありきです。
たとえそれが数千円でもありがとうございます、帰る際はいってらっしゃいという日本人のおもてなしの心を忘れないで下さい。