学びたい事を学びながら、サークル活動や趣味、旅行と大学生活を充実させようと思うと、必要になってくるものといえばお金です。
お金はいくらあっても足りない!というのが、大学に通う女の子の本音ですよね。
実家住みで両親が学費を払ってくれているならまだしも、奨学金を借りたり学費や生活費を自分で用意しないといけないから遊んだりする余裕が全然ないって方もいるのではないでしょうか?
大学に通いながら、毎日バイトをするのは結構体力勝負。
時給が低いと、まとまったお金を得るために遊んだり寝る時間を削って長時間働かないといけないことも…。
その結果、身体を壊してしまったら元も子もありません。
限られた貴重な大学生活で時間を無駄にしないために、高時給・高収入のバイトをしてみたいなと思って挙げられるのは、女子にしかできない水商売。
その中でもキャバ嬢は大学生とって人気のあるアルバイトのひとつです。
普通のバイトの何倍もの時給を稼げるキャバ嬢になればお金と時間がない悩みは解決できます。
その一方で、キャバ嬢にはメリットもあればデメリットもあります。
夜遅くまで働くイメージから、大学生活とキャバ嬢が本当に両立できるか不安に思う人もいるとおもいます。
大学時代にキャバ嬢を経験して、社会人になり振り返ってみると色々と役に立ったなと感じたことがありました。
キャバ嬢は人と会話をしてお金を稼ぐ、いわば究極の営業職なので、コミュニケーション能力や洞察力が磨けるので、得られるものが多いお仕事だと思います。
そこで今回は、実際に私が過去働いていた時に感じていた事を踏まえて、今回はキャバ嬢に大学生がなることのメリットやデメリット、両立出来るかどうかをご紹介します。
大学生がキャバ嬢になる7つのメリット
まずは大学生がキャバ嬢になるメリットをお伝えします。
メリット1 自由に出勤を決められるので、大学の授業を優先できる
普通の飲食業やコンビニ店員、塾講師などで働くとなると、1ヶ月前からシフトを提出する必要があったり、勤務する日の曜日が固定されていたりすることは良くあります。
その上、他の従業員の兼ね合いもあるのであまり細かく融通がきかない事も多く、休みたいからといって急に休めない所は多いです。
そのため、大学と仕事の予定がかぶった時に困るなんてことも……。
一方キャバクラは、自由出勤OKなお店がたくさん存在しています。
レギュラー勤務という契約でも無い限り、大学生のキャバ嬢は週2、週3位の学業に影響がでないシフトで出勤している人が大半でした。
お店によっては罰金やノルマが存在しないキャバクラもあるので、当日に都合が悪くなって休めるお店もあります。
試験前の時にはがっつり2週間休みをとったり、教員実習などでしばらく休んだりといった不規則な働き方もOKなので、そんな風にシフトを自分で自由に決められるのはとても楽です。
夏休みの前半に勤務して後半は免許合宿に行くなど効率的に仕事する事ができたので、自分の生活に仕事をあわせて働ける点は大きなメリットではないでしょうか。
メリット2 初対面の人とでも緊張せずに話せるようになる
私が個人的にキャバクラで働いてよかったなと一番感じたポイントでした。
初対面の人と話すのって緊張しますよね。
プライベートなら必ずしも会話を盛り上げる必要はありませんが、仕事なら話は違います。
どんなに緊張していても、目の前にいるお客さんを癒したり楽しませなければいけません。
「また逢いたいな」
「この子に話を聞いてもらいたいな」
相手にそう思って貰うために、テレビや新聞、雑誌などを読んで日々情報を取り入れたり、どんな話が盛り上がるか、目の前の相手が何を考えているのかを、表情や容姿、持ち物や肩書きと言った少ない材料から、察する力が必要です。
仕事のできるキャバ嬢は、酔っ払ってしまったお客さんや、色恋営業に本気になってしまったお客さんにも笑顔で対応します。
キャバクラで働くと、予想外の事が起きても冷静に対応出来るようになります。
就活する時の企業面接で、面接官が何を求めているかを考えて慌てずに落ち着いて話が出来たり、クレーム対応をしなくてはいけない時に、相手の話を訊きながら怒りの感情をなだめたりと、昼のお仕事に活かせる事はたくさんあります。
メリット3 メイクテクニックが向上する
キャバ嬢といえば、やっぱり美人な人が多いです。
美しい女性はお客さんから人気がでますし、安定した指名がとれるのも事実なので、皆美しくあるために努力をしています。
そんな周りに影響されて、働く前よりも美意識が高くなります。
特に暗い店内でも華やかに見えるようにと、しっかりしたメイクをする人が多いため、キャバ嬢を続けていくうちにメイクのテクニックもあがっていきます。
また、お金にも余裕ができるのでプチプラな化粧品ではなく、CHANELやディオールと言った人気のあるデパコスを使う事もできます。
メイクの仕上がりは、使うメイク道具によって大きく変わります。
2000円のアイシャドウよりも5000円のアイシャドウの方が、発色も持ちもいいので、それが少しずつ積み重なれば、メイクの仕上がりは格段に変わります。
メイクが上手になると、垢抜けた雰囲気が出るので、結果的に男性からモテます。
仕事も稼げるようになり、プライベートでも異性からモテるようになるのは、楽しい大学生活をおくる上で理想ですよね!
メリット4 髪を染めたりネイルをしたり、派手な格好が楽しめる
アルバイトによっては、衛生面を気をつけないといけない仕事もあります。
その結果、異物混入を防ぐためにネイルが禁止だったり、染髪がダメだったり、ナチュラルメイクでないといけなかったりと就業規則が厳しい所はたくさん存在します。
ただ、明るい髪色や派手なネイルは、アパレル系に就職でもしない限り、就職すればなかなかできなくなります。
貴重な大学生活の間に、いろんなファッションやメイクを楽しみたい人には、キャバクラの仕事が向いています。
まず、キャバ嬢は派手なメイクがOKです。
カラーリングやネイルも禁止される事はまずありません。
キャバ嬢になれば、「派手な格好がしたい!金髪に染めたい!」という気持ちを我慢する事なく、いろんなファッションを純粋に楽しむことが出来ます。
世間に合わせて地味な格好をするのではなく、ありたい自分でいる事がゆるされるのも、キャバクラで働くメリットです。
メリット5 高時給なので、買い物や遊びを我慢しなくて済む
キャバ嬢は、お店にもよりますが一般的に高時給なお仕事だと言われています。
もちろん、地域差もありますし、指名の有無や同伴の回数、外見の美しさで時給は多少変動するものの、だいたい2500〜5000円の人が多いと思います。
週3の短時間勤務でもそこそこ稼げるので、稼いだ分を遊びに使うことができます。
やりたいや試してみたいと思ったことを、金銭的な事で出来なかったり、我慢して諦めないといけないのはとてもストレスですよね。
そういう気持ちを我慢せずに遊べるお金を短時間で得られるのは、ナイトワークの立派なメリットです。
メリット6 社会的に成功している男の人と出会える
キャバクラには、毎日いろんな男性がお客さんとしてお店にやって来ます。
もちろん、普通のサラリーマンも大勢いますが、中には「えっ!この人が!」と驚く位有名な企業の社長や、芸能人がこっそりお店に遊びに来る事もあります。
一晩で100万以上使う人もザラにいる世界。
たくさん稼ぐ能力のある男性とは、会話をしているだけでもなにかしら勉強になったりするものです。
仕事で社会的に成功している男性とたくさん出会って話していくうちに、稼ぐ能力を持っている異性を見る目が養われます。
メリット7 留学したり奨学金返済にあてることが出来る
大学で専門的に勉強してより詳しい事を学びたくなった結果、留学がしたくなったという話は良くある話です。
しかし、留学をするには現地での生活費や、渡航費、留学期間によっては休学中の大学への支払いなど、決して安くはないお金が必要になるので、実家からの援助がない場合、留学は難しいこともあります。
かといって、大学を卒業してから留学するのはもっと難しいです。
普通のアルバイトで留学費用が溜まるほど稼ごうと思えば、とにかく時間がかかってしまいます。
そんな中、キャバクラで働き短時間でお金を貯めて留学をするという選択は、とても合理的。
若い時間を無駄にせずに自分の能力を高める事が出来ます。
奨学金にも、無利子のものもあれば有利子なものもあります。
大学を卒業してそのまま良い会社に就職出来ればいいですが、地方だと新社会人の月給が20万以下という事はザラです。
そこに奨学金の返済がのし掛かると、余暇を楽しむ余裕がなくなっていまいます。
キャバクラで稼いだお金を溜めて有利子の奨学金は返済を終わらせてしまった方が、だらだらと奨学金を返済しなくて済むのでお金が無駄になりません。
時間は決して無限に湧いてくるものではありません。
就職してから自由に使えるお金が多ければその分、資格をとったり、旅行にいったり、人生そのものを効率的に楽しむことが出来ます。
まとまったお金を若いうちに得ることが出来ることも、キャバ嬢になった時に得られるメリットだと思います。
大学生がキャバ嬢になる7つのデメリット
次に大学生がキャバ嬢になるデメリットをお伝えします。
デメリット1 夜型生活になると朝起きれなくなってしまう
キャバクラの営業時間は、だいたい0時を回る所が多いです。
そのため、帰る時間は1時を回る事が多く、指名のお客さん次第でそこからアフターに付き合ってで違うお店で呑みなおすこともあります。
そういう日が続くと家に帰る時間がますます遅くなり、朝がなかなか起きられなくなってしまいます。
キャバクラはお酒を呑むお仕事でもあります。
指名のお客さんからシャンパンなどを入れてもらえた日には、ヘルプの女の子にも手伝ってもらえるものの、自分が率先して飲み干さなければいけません。
次の日の一限目の授業を、「二日酔いで起きれないから」と遅刻したり、欠席を続けると結果的に出席日数が足りなくなり、単位を落としてしまったり、留年してしまったり、だんだん大学そのものに行くのが億劫になってしまったり……
充実した大学生活をおくるために始めたはずなのに、大学生活そのものが疎かになってしまいます。
本末転倒ですが、夜型生活になることで大学を辞めてしまう人もいます。
大卒かそうでないかでその後の人生は良くも悪くも変わります。
将来的に就職をして働くつもりなら、大卒の方が有利なのは間違いありません。
デメリット2 金遣いが荒くなる
明確なお金を貯めるという強い意思がないと良くあることですが、金遣いが荒くなります。
理由は
- ストレスの多い仕事である
- いろんな誘惑が多い
- 使ってもその分、稼げばいいと思ってしまう
という点が考えられます。
最初は「贅沢をしているなぁ」と思っていても、その状態が続いてお金があることに慣れると、次第にそれが普通だと思うようになるのが人という生き物。
些細な金銭感覚の違いは気付かれやすいため、それが友人とのズレの原因になることも。
ちょっとした移動でもタクシーを使ってしまうようになったり、なんでもない日のランチに3000円以上使うようになったり、ブランド物だと一目でわかるような鞄をいくつも購入してしまったり……
一度ついた浪費癖はなかなかなおりません。
金銭感覚が狂ってしまうと、将来的にキャバ嬢を辞めれなくなってしまうので、ほどほどにした方がいいですね。
デメリット3 周りの友達と浮いてしまう
金遣いが無意識のうちに荒くなり、その上外見まで派手になると、どうしても1人だけ浮いてしまいます。
周りの友達がナイトワークでないアルバイトをしている人が多ければ、ふとした話題が噛み合わなかったり、遊びにいく場所や、食事をする時に選ぶお店の価格帯が違ったりします。
共通する話題が少なくなれば、話していても前より話が弾まなくなっていくことは仕方がありません。
また、外見だけで遊んでると勘違いされたり、会話の流れからキャバ嬢だということを打ち明けたら露骨に疎遠にされたりと、未だにナイトワークに対して偏見を抱いている人はいます。
良くも悪くも目立ってしまう点は、仕事の上ではメリットでも、普段の生活ではデメリットだったりします。
デメリット4 タバコやお酒、仕事のストレスで肌が荒れたり太ったりしてしまう
店内はとにかくタバコの副流煙が蔓延しています。
お店に来るお客さんも吸う人が多いですし、いろんな人と話すという仕事のストレスから、今まで吸っていなかったのに働き始めてタバコを吸うようになったキャバ嬢もよく見かけます。
お酒を呑んだり、タバコを吸ったり、指名や同伴のノルマがあるお店だとそのストレスがかかったり、色々時間が不規則な上に夜遅くまで働くストレスが積み重なります。
結果、肌荒れや体重増加という形で、身体からのサインとして現れます。
店内は暗がりなので気付かれにくいですが、太陽の下だとどんなに化粧で誤魔化しても、肌が荒れている事に気付かれやすいです。
なので、キャバ嬢になったら今までよりも美容に気を遣っていく必要があります。
仕事の帰りにコンビニでお菓子を買うようになったり、牛丼屋で牛丼を食べたりしてしまうと脂肪として二の腕やお腹についてしまうので、仕事が終わればそのまま何も食べずに寝ることを心掛けるといいですね。
デメリット5 大学に通う同年代の彼氏では満足できなくなる
キャバクラに来る人の中には、普通のサラリーマンだけでなくお金持ちな人もいます。
お金持ちの人が指名のお客さんになれば、同伴で美味しい焼肉に連れて行ってもらえたり、エルメスなど高い鞄をプレゼントしてもらえたりすることもあります。
そしてお金のあるお客さんはだいたい年配の人であることが多いため、女性の扱いに慣れていることが多いです。
キャバ嬢をしているとレストランを予約してくれていたり、記念日には花束を用意してくれたりするような、気の利いたサプライズをされることに慣れてしまいがちです。
結果、公園をただ散歩するといったお金をかけないデートや、ファミレスやラーメンのようなコスパの良いお店に入ることを、子供っぽいと思ってしまうことも。
そういう風に考えるようになったときには、ちょっと冷静になった方がいいかもしれません。
そういうお客さんはだいたい既婚者であることがほとんどです。
既婚者は結婚できないからこそ、優しくしてくれるのです。
何を食べるか・何をするかではなく、誰と過ごすのかを考えて、同い年の彼が今出来る最大限の愛情表現に目を向けるのも悪くないと思います。
デメリット6 親にバレた時に揉める
残念ながら、娘がキャバクラで働くことを嫌がるご両親は大勢います。
タバコの匂いや、お酒を呑んで酔って夜遅くに帰宅することが続けばどこでなにをしているのかと訊かれてしまいます。
子供のことが心配になるのも親の愛情ですが、なるべく心配をかけさせたくはないですよね。
親の仕事によっては、娘がキャバクラで働くことが影響することもあります。
その一方で、親は親、子は子、と切り離して考え、子供の人生だからと容認してくれる親もいるようです。
親が夜のお仕事に対して、どういうスタンスなのかを見極めるといいかもしれませんね。
デメリット7 職業病がふとした瞬間に出てしまう
キャバ嬢特有の仕草はいくつか存在します。
たとえば、大学のサークルの飲み会に参加した時におしぼりを三角に折ってしまったり、外で店員さんに声をかける時に「お願いします」と言ってしまったり。
プライベートの飲み会で、タバコを吸おうと取り出した友人にさっとライターの火をかざしてしまったり、グラスについている水滴を拭ったり。。
キャバ嬢特有の仕草をしてしまうと、水商売をしたことのある人、行ったことがある人には働いていることがバレてしまう可能性があります。
バレては困る場所で、仕事の癖が出てしまうと困ることもありますよね。
それも、デメリットのひとつだと思います。
結局、大学生がキャバ嬢を両立する事ができるのか
両立をするという強い意思があれば、全然可能だと思います。
次の日が早い曜日は仕事を休みにするなど、自分の体力を考えながらシフトを提出し、スケジュールをしっかり管理することが大切。
営業メールを送ったり、アフターや同伴も学業に支障が出ない範囲で行いましょう。
お金を稼ぐことも大事ですが、それによって大学のキャンパスライフを疎かにしないことはもっと大切です。
間違ってもキャバクラが原因で単位を落として留年なんてことにはならないようにしましょう。
また、ホストクラブにハマってしまう女性が意外と多いです。
ホストにハマるとお金がいくらあっても足りなくなるので、なるべく夜の世界に染まり過ぎないように心がけましょう。
急にお金を得てしまうと、ついお金があるから幸せ、たくさんお金を使ったから価値があるものという風に、これまでよりもお金の金額の大小で物の価値を測るようになってしまいがちです。
しかし世界にはお金で測れない幸せもたくさんあります。
そのことを忘れないようにすれば、両立することはきっと難しくありませんよ。
いかがでしたか?
挙げたメリットを踏まえれば、大学生がキャバ嬢になることで得られるメリットは充分にあります。
しかし、誘惑に弱かったり自分自身につい甘くなってしまう人は、キャバ嬢になることで人生が大きく変わってしまうこともあります。
水商売でお金を稼ぐと、いつでも稼げる、いくらでも稼げると思ってしまうようになってなかなか堅実的に貯金が出来ない。
ちょっとした小銭をコツコツ貯金するような、積み重ねて努力することができなくなってしまうこともあります。
キャバ嬢はすべての人に安易に勧められない側面も存在するのは確かですが、それでも夢が目標があるなら挑戦してみて損はありません。
水商売はお金だけではなく、会話のスキルや、人を見る目が養われたりという人間が生きていくのに必要なものも得られます。
生きていくのに必要なものを持っている人は、それだけ人間力があるということです。
大学を卒業した時には、だいたいの人は辞める期間限定のお仕事だからこそ、計画的に働いて単位を落とさないように頑張るといいですね。