会員制クラブのバイトは初対面のお客さんと話すのが難しかったです。

結婚が決まり、独身のうちに少しでも貯蓄を増やしたかったのでWワークでできるアルバイトを探していたところ、友人がクラブを紹介してくれました。

面接してくれた店長がとても感じのよい方だったのでこちらに決めました。
 

一見さんお断りの会員制クラブだったので酒癖が悪い方や身元不明な方はいませんでした。

スタッフにも敬語で話してくださる紳士的な方が多かったので安心して働くことができました。
 

客層は会社社長など経営をしているお客さんが半数を占めていたので、経営についてはもちろんのこと裏事情など色々なお話が聞けてとても興味深かったです。

自分の普段の生活ではほぼ出会うことがない方たちと接することができて、とても貴重な時間だったと思います。
 

そしてお客さんからのお土産や差し入れなども多くて、よく皆で分けて持って帰りました。

お菓子や果物、メイク用品など高級なものばかりだったので嬉しかったです。
 

こちらのお店はノルマもなかったので接客に専念できたのもよかったです。
 

自分が飲むお酒はお客さんに「いただいてもよろしいですか？」と聞かなくてはならないことが最初はとても嫌でした。

自分から初対面のお客さんにお酒をねだるなんて図々しいのでは？断られたらどうしよう？と、とても緊張したものです。

お話好きなお客さんだと会話が止まらないので、声をかけるタイミングが難しかったです。
 

初めはスタッフが助けてくれますし、もちろん断られることもなければ、お客さん自身から声をかけてもらえたりもするのですが、とにかくはじめは初対面の方の所へ行くのは本当に嫌でした。

スタッフから「慣れるしかない」と言われましたが、なかなか慣れなかったです。
 

あとは睡眠時間が削られるのは肉体的に辛かったです。

お店自体は終電までには帰らせてくれるのですが、そこから自宅に戻り寝る支度をしてベットに入るのは深夜の2時を過ぎます。

朝から仕事なので６時すぎには起床しなくてはなりません。
 

なのでアルバイトに入ると睡眠時間が4時間半をきってしまいます。
 

週に３～４日なら大丈夫だろうと思っていましたが、昼間の眠気がすごくてあくびばかりしていました。

結局、本職に影響が出てしまいそうだったので、目標額が貯まる前にアルバイトは辞めてしまいました。
 

沢山のお店があり、雰囲気も条件も様々だなと感じました。

つまりそれだけ多くのお店があるということは自分に合ったお店も必ずあるということだと思います。
 

例えばお酒が飲めない方や歌が苦手な方、たちの悪い酔っ払いが嫌いな方でも働けるお店はあります。

自分に合ったお店を見つけることができれば無理なく長く続けられます。
 

面接のときにお店の雰囲気はもちろんのこと働いているスタッフさんの感じが自分と合うかどうか見極めてみるといいと思います。