名前 | わか |
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職種 | キャバクラ |
地域 | 宮城 |
時給 | 1,500円 |
当時私が18歳の時、父の仕事が失敗し多額の借金をしてしまったため家計がすごく苦しくなってしまいました。
日中は事務の仕事をしていましたが、友人がキャバクラで働いていたこともあり友人が働いていたお店を紹介してもらってまずは体験入店として働かせて頂きました。
キャバクラでバイトしてみて良かったことは、日常生活では出来ない経験が沢山経験できたことです。
ヘアメイクをしてもらってお姫様みたいなセットにしてくれたり、衣装ドレスを選んだりしたのは日常ではめったに経験できないので楽しかったです。
後は、お酒の作り方を丁寧に教えてもらったり、何から何まで知らない世界でしたが吸収できることは多かったと思います。
お客さんに「可愛い新人さん」と声をかけて頂いたり、会話する中で普段であればきっと出会うことの出来ない様な立場の人達と出会うことが出来たりしたことが嬉しかったです。
嫌だったことは、人の裏側を垣間見たり人間関係のドロドロした部分を見せつけられたことです。
私は店長にお酒の作り方を丁寧に教わりましたが、他のキャバ嬢から「私の時はあんなに丁寧に教わってない」と店長が詰め寄られていたのを見てしまい少し怖かったです。
お客さんの中にはキャバ嬢をモノの様に扱う人もいて「キャバ嬢ごときが」と口にしていたりして、やはり夜の世界は日中のお仕事の様にはいかないんだな、と悲しくなったのを覚えています。
そして色んな立場の人に出会うことは出来ても、そこは夜の世界。
体の関係を求められたり、日中に出会えば起こりえない危険が沢山あるということにも改めて気付かされ、異色な世界に嫌悪感を感じたことは確かです。
一番つらく、「今日かぎりで辞めさせてもらおう」と思うに至ったのが紹介してくれた友人との関係性です。
その当時結婚していた彼女はお客さんにはそのことを内緒にしていました。
私もそれを知って、特に話題にはせず黙っていたのですが他のキャバ嬢が話してしまったようで常連のお客さんに知れてしまいました。
その時に「あんた、〇〇さんにしゃべっただろ?」と問い詰められ否定するものの「あんたなんか誘わなきゃよかった。」と捨て台詞を吐かれて以来彼女とは疎遠になってしまいました。
その後、別の子が原因ということが発覚したものの元々彼女のお得意さんだったお客さんが私のことを気に入ってくれたりしたことがあったりして私のことを良く思わなくなってしまったようです。
確かに、キャバクラはきらびやかな世界で普通の日常では経験できないことが沢山できたり、実力さえあればいくらでものし上がれる世界ではあります。
しかしそれには相当な覚悟と、「現実の世界とは別の世界である」という認識が不可欠だと思います。
でなければ、人間の闇を目の当たりにした時に気持ちの逃げ場が無くなってしまうからです。
精神的に参りやすいので、メンタルに自信がない方にはお勧めしませんがそれでもやりたいという方は、是非頑張って頂きたいと思います。