キャバクラとセクキャバは名前は似てるけど仕事内容はだいぶ違うものです。
働く側にとってどちらが楽なんでしょうか?
キャバクラとセクキャバの仕事内容や接客の仕方の違いから、どちらがきついのか・稼ぎやすいのかまで経験者が解説します。
キャバクラとセクキャバの違い
Contents
仕事内容や接客の仕方の違い
キャバクラ
キャバクラは、美しく着飾ってキャバクラドレスを身に纏い、美容院でヘアセットをした状態でお客さんの隣に座って、お客さんの呑むお酒を作ってあげたり、タバコに火をつけたりしながら、そこにいるお客さんが楽しくお酒が飲めるよう気配りをする仕事です。
だいたい時間制のお店が多く、1時間いくらという決められたお金を払うシステムです。
初回だとフリー料金で安く、嬢は1時間内で何人かが入れ替わるようにつきます。
最終的にお客さんから気に入って貰って、場内指名や本指名に繋げる事が大事です。
横に座るので多少膝が触れたり手を男性の膝の上においたりといったテクニックはありますが、基本的にはお客さんからのお触りは禁止です。
店舗によって嬢の年齢層が違うので、お客さんとの距離感はお店の方針によります。
若い子が働いているお店の方がガードが固く、熟女系キャバクラのお店だとハグや頰にキスなどを接客の一環でしている人もいます。
まずはメアドやLINEを交換しないと話になりません。
時間外でもメール営業は必須ですし、同伴やアフターもしないといけないのでお客さんとの距離感がどうしても近くはなりがちです。
セクキャバ
セクキャバは、キャバクラよりも過激接客が許されるお店です。
具体的に言うならお客さんと女の子がディープキスしたり、胸をお触りされたり、乳首を舐められたりするのがOKです。
衣装はドレスより、コスプレというお店が多いです。
お店のコンセプトによって様々です。
キャバクラと同じように、だいたい時間制で料金がかかります。
セクキャバの方がキャバクラよりも過激なサービスを提供しているので、比較すると料金が割高になっています。
ディープキスや乳首舐めといった過激なサービスがある為に、身体的な距離感はセクキャバの方が近いです。
どんなに過激であっても法律を守っているお店なら、いわゆる性器露出や抜きといったサービスはありません。
客との連絡先交換や時間外営業の違い
キャバクラはお客さんとの連絡先交換は必須です。
席についたら名刺を渡し会話を盛り上げて自分の顧客を増やさないと稼げる嬢にはなれません。
メールを送って返事をもらえるかどうかは抜きに、片っ端から連絡先を交換して、自分の存在をお客さんにアピールしていくという事が重要です。
出勤前にお客さんと外で会って一緒にご飯を食べたり、ショッピングなどをしてから一緒に出勤する事を同伴といいます。
同伴はたまにお店が同伴デーというイベントを設ける事があるので、出来るお客さんを作っておく必要があります。
営業が終わってからその日最後までお店にいてくれた人と、外で飲み直す事もあります。
それをアフターといいます。
アフターは基本的にサービス残業のようなものなので、かなりお金を使ってくれたなど理由がない限りはする必要性は高くありません。
営業メールはおはようからおやすみまで、とにかくマメであるという事が大切です。
セクキャバ
セクキャバでも連絡先交換は必須ですが、同伴・アフターはそこまでお店が推奨していない所が多いです。
理由は、すでに店内で身体に触れているから。
同伴やアフターとなるとお客さんはそれ以上の特別サービスを期待してしまい、結果的に強要してくる事が多いからです。
時給や給料システムの違い
キャバクラ
キャバクラの時給は女の子の質や年齢、お店の格、あとは地域に寄って相場が変わります。
だいたい2500円から3500円が相場で、お客さんを既に沢山抱えているというような女の子は、高級キャバクラで時給5000円、6000円といった高待遇で雇ってもらえる事もあります。
給料の計算方法は複数存在し、ポイントスライド制度や売り上げスライド制度といった制度があれば、売り上げから何%が取り分という契約で完全に歩合給というやり方のお店もあります。
高級店にあります。
キャバクラには高いボトルをおろしてもらった時のボトルバックや、場内指名、本指名、同伴、などは時給とは別でバックが入ります。
ボーナスとして支給されるお店もあれば、ポイントとして計上され、次の月の時給があがったりさがったりする事があります。
当日遅刻や当日欠勤は罰金が取られるお店が大半です。
連絡があれば1万、無断なら3万というお店もあります。
また、お店のボーイと付き合うなどの風紀を乱すような状況になった事が露呈した場合、50万支払うように言われる所もあります。
給与の支払い方はお店によって様々です。
日払いは貰える上限が決まっている所が多いです。
月二回払いしているお店などもありますが、基本は手渡しです。
セクキャバ
セクキャバの時給は3500円から5000円くらいです。
お店でのサービスや年齢によりけりです。
本指名のバックがキャバクラよりも割高な所が多いので、安定して稼ぐ事が出来ます。
当日欠勤や罰金、給与の支払い方などはだいたいキャバクラとシステムは同じです。
勤務時間の違い
キャバクラ
キャバクラは、風営法の関係で1時から6時まで営業する事が法律で禁止されています。
なので、それ以外の時間が勤務時間になります。
朝キャバなら6時から夕方17時位まで、昼キャバなら11時から21時まで、ポピュラーな夜営業のキャバクラなら、19時から25時、1時まで営業しているのが一般的です。
シフトはレギュラーであれば曜日固定で出勤しなくてはいけないので、あまり自由度は高くありません。
セクキャバ
セクキャバも、1時から6時まで営業する事が法律で禁止されています。
なので、それ以外の時間が勤務時間になります。
キャバクラと同じです。
シフトは、曜日固定で出勤しなくてはいけないお店もありますが、自由出勤がOKなお店もあります。
キャバクラよりは自由がきく印象があります。
指名制度やノルマの違い
キャバクラ
キャバクラには場内指名と本指名というシステムが存在します。
フリーで来たお客さんが話が盛り上がったからまだ話したいという時に場内指名を使います。
2回目来たお客さんがどの女の子と話すか選んで席についてもらうのが本指名です。
お店によって、同伴出勤しないといけなかったり、本指名を呼ばないといけないイベントなどといったノルマが存在するお店もあります。
ノルマが達成できていないと、次の月の時給が下がったりする所もあります。
セクキャバ
セクキャバは、写真指名、ウェブ指名というシステムがあるお店があります。
場内指名、本指名も存在します。
身体接触があり、過激なサービスをしなくてはいけない分、同伴出勤や本指名ノルマがあるというお店はそんなに多くはありません。
服装・メイクの違い
キャバクラ
キャバクラでは、女の子は基本的にキャバクラドレスを着て働きます。
ヘアセットもしっかりしてもらい、マツエクやネイルもこまめにしている人が多いです。
自分の容姿にお金を使う必要があります。
メイクも、店内が暗がりなので濃いめなくらいがちょうどいいです。
セクキャバ
セクキャバは、衣装があるお店が多いです。
女子高生、ナースといったコスプレを着て接客をします。
また、ランジェリー姿で勤務したり、スリットの大きく入ったチャイナ服や、ミニスカートなど露出高めだったりする事が多いです。
私服OKというお店もあるので、お店によって様々です。
ヘアセットをお店でしてもらう人はあまり多くありません。
お触りタイムでお客さんと対面で抱き合い、跨ったり抱きしめたりするから頭を撫でられたりすると髪が崩れやすいからです。
メイクはキャバクラ嬢と同じように濃いですが、キスをする為にあまり色の濃いがっつりした口紅は落ちるのでつけない人が多いです。
キャストの年齢層・採用基準の違い
キャバクラ
キャバクラの年齢層はお店によります。
大学生のみの若い子を集めているお店も存在すれば、しっとりした雰囲気の30代から40代の熟女系の女性を集めているお店もあります。
採用基準は顔が可愛いor綺麗な事、面接に遅刻しないで来る事、面接時に面接官に対してにこやかな笑顔が作れる事、沢山出勤できる事、コミュ力が高い事、お酒に強いなど色々項目があります。
当てはまる項目が多ければその分採用されやすいです。
セクキャバ
セクキャバも年齢層はお店によります。採用基準はキャバクラとだいたい同じですが、まずはお店のコンセプトに合う女の子である事が重要です。また、胸はないよりはあるほうが有利です。エッチな事が嫌いではない(むしろ好き)な子が採用されやすいです。
お客さんの年齢層や客層の違い
キャバクラ
キャバクラに来るお客さんの年齢層は様々です。
20代の方が上司に連れられて来る事もあれば、接待利用として使われる事もあります。
また、30代や40代、50代という方も来ます。
客層は大半は綺麗で可愛い女の子と疑似恋愛をする事を求めている人が多いです。
長年通っていて遊び慣れている人もいれば、なんとかしてお触りしようとするような困った人もいます。
セクキャバ
セクキャバに来るお客さんの年齢層も様々です。
が、接待利用として使われるケースは昔に比べるとあまりありません。
客層は可愛くて綺麗な女の子とキスをしたり胸を触ったりしたいと言う人がきます。
ピンサロに比べると一般的に抜きが禁止な為にむっつりスケベな人が多いです。
お触りしてこないお客さんも中にはいますが、セクキャバに来ている時点で女の子の身体が触りたいお客さんである事は間違いありません。
可愛い女の子とくっついていちゃいちゃしたいというお客さんが多いです。
キャバクラとセクキャバどっちがきついのか?
キャバクラ
キャバクラはランキングに入って稼ぐ為にはマメじゃないと続かない職業です。
とにかくメール、ライン、場合によっては電話と、毎日いろんなお客さんにお店に来てもらう為に営業をする事が接客の基本です。
最初の数ヶ月は色恋接客で、お客さんに恋心を勘違いさせる位の熱量を求められています。
無視されても連絡を送ったりしないといけない為に、そういうのが苦手な人は向いていない仕事だと思います。
人気嬢になれば同伴でプライベートな時間が潰れたり、退勤後にアフターに付き合う事で寝る時間が足りなくなってしまうという事もあります。
昼夜逆転してしまった結果、自律神経がおかしくなってしまう事もあります。
ご飯を仕事が終わってから食べてしまったり、毎日仕事でお酒を呑んだりする必要があり、人によっては太り易いです。
太るとドレスが入らなくなるのですぐに分かる為、体重管理をしなくてはいけなかったりします。
お客さんによっては疑似恋愛に気持ちが入ってしまう人もいます。
そういうお客さんは最初のうちはかなり激しくお金を使ってくれますが、だいたいお金が続かずに数ヶ月も経てば見返りを求め出す傾向があります。
お店に通えないからとストーカーに発展してしまい、家までつけられてしまったりする事もあります。
そのため、疑似恋愛を提供しつつも、勘違いしそうな思い込みの激しそうなお客さんには、恨まれないタイミングで少しずつ色恋営業から友達営業へ切り替えていく必要があります。
それを繰り返していろんなタイプの本指名客を抱えると稼げますが精神的に疲れます。
なので、そういう男と女の駆け引きが苦手だという人にはきつい仕事です。
セクキャバ
セクキャバはお客さんからしっかり触られます。
お触りを拒否できません。
それがまずキツイです。
それにがっつりとディープキスできないとだめです。
軽い唇が触れ合うようなキスじゃ事務的なキスと言われて本指名には繋がりにくいです。
時給が高いお店であればあるほど過激なサービスがあると思って間違いないですし、同伴やアフターを誘ってくるお客さんはだいたいセックスを期待しています。
店外でセックスしたらもうお店には絶対来ません。
なので、最後の砦を頑なに守りながら、エロい事をお店でしつつ、飽きさせないという事が大事になるので、こういう世界で男性を飽きさせずに引っ張る為にはトークも上手である事が求められます。
同伴やアフターが非推奨な為、あまり色恋接客は向きません。
風俗のように最後まではしないお店なので、もっと触らせて、もっとエロい事をさせてと要求してくるお客さんを手のひらで転がしながらも魅せるエロの匙加減が難しいのがセクキャバのきつい所です。
総合的に私はセクキャバの方がきつかったです。
理由はやっぱり触られるからですね。
清潔感のあまりない人ともキスしないといけないのはきついです。
キャバクラとセクキャバどっちが稼ぎやすいのか?
私が稼ぎやすかったのはキャバクラでした。
ナンバーに入らないでゆるく働く程度なら、セクキャバの方が時給がいいお店が多いので、安定して稼ぐ事ができますが、ナンバーに入るくらい稼げば手元に入ってくるお金はキャバクラ嬢の方が上でした。
客観的にみるなら、安定して稼げるのはセクキャバです。
時給も高いし指名バックも高いのでお店の中で完結して効率よく稼ぐ事が可能です。
ただ、セクキャバではあまり推奨されない同伴も、キャバクラには普通にあります。
お客さんと仲良くなれれば高価なプレゼントを貰える機会は、キャバクラの方が断然多かったです。
また、触られない事が気持ち的に楽になっていたので、出勤日数も多く出来ました。
それ以上先を求める為に、お金を沢山使うのはキャバクラに来るお客さんの方が上でした。
どっちが働きやすいのか?
私は、キャバクラの方が働きやすかったです。
理由はキャバクラはお触りやキスがないからです。
好きでもない人と身体接触があるのは思っている以上にストレスが溜まるものです。
また、お酒が入った状態でのキスは、正直口臭が気になるお客さんが多すぎました。
口が臭いのを我慢しながら濃厚なキスをしないといけないので、働いている時期は歯周病や虫歯になりやすかったです。
また、胸を触られたり舐められたりといった行為も、上手な人ばかりではなく、乱暴で激しいAVのようなテクニックがいいと思い込んでいる人も多いです。
爪が伸びっぱなしだったり、汚れていたり、指先が荒れている人も多いです。
いろんな人に触られれば乳首が切れます。
そのため、ある程度皮膚が強くないとセクキャバは勤まりません。
陥没乳首よりも乳首がしっかり立ち上がる人が向いてると思います。
あと当然ですが、気持ちよくなくても演技をする事が求められます。
お客さんの攻めに対してぎゅっとお客さんを抱きしめたり、耳元で喘いだりといった、臨場感があって結構派手なんだけどわざとらしくはない男性にとって興奮する演技を要求されるので、なかなかハードルが高いです。
キャバクラは、昼夜を問わない営業メールや、同伴、イベント時のノルマがつらいと感じる側面もありましたが、お店で決められているお触り禁止という大義名分があるので、がっつり触られる事がまずありません。
キスやタッチに価値が存在します。
なので、自分を安売りしていると言う気分にならず仕事をする事ができました。
キャバクラが向いてる人はどんな人?
キャバクラに向いているのは、マメな人です。
とにかく営業メールをどれだけ出来るかにかかっています。
あとは顔が可愛くて愛嬌があり、人の話を聞くのが上手だったり、色恋営業や友達営業といったテクニックを駆使できるいわゆる小悪魔な人が向いています。
セクキャバが向いてる人はどんな人?
セクキャバに向いているのは、情熱的なキスができる人です。
事務的でおざなりなキスだとダメなので、ちゃんと濃厚なキスができる事。
そして顔が可愛くて愛嬌があって笑顔な人、お触りタイム以外ではトークも出来ないといけないので男性が話をしてて楽しくなれるように、会話を引き出す事ができる聞き上手な人は向いています。
あとはエッチが好きな人で皮膚が丈夫で乳首がしっかりしてて巨乳だとかなり向いてます。