一生に一回ならと、興味半分でキャバクラでバイトしてみたら意外と楽しかった話。

特にお金に困っていたとか、やらなきゃいけないような理由はありませんでしたが、夜の商売ってものにもともと興味があったので、若いときにしかできない仕事かつ、昼間の仕事をしていたのでそれを辞めなくてもできるということで一生に一回ならしてみようかなと思いました。

 
バイトを始めてみて、意外だったのは「けっこう楽しいし、私に向いている」ということでした。

水商売というとあまり大きな声では言えない職業だし、周りにも（本当はやってたかもしれませんが）水商売をしている友達がいなかったので、興味5割、不安5割くらいで、うまくしゃべれるかなぁとか、怖いお客さんがいるんじゃ！とか、女の子同士でギスギスしてるんじゃ…とかけっこう考えていました。
 

初日は体験入店だったのですが、そういうことは特になく、場内指名をもらえた上、まぁこういう場なので雰囲気での会話ですがけっこうちやほやされるので、正直こっちが気分がいいというか…。
 

これはお店のエリアによって客層が違うことと、私が初心者だったのでつけ回しの人が気を利かせて変な人をつけないようにしてくれたことが理由だと思うのですが、私的には怖いお客さんに無理やり飲まされる、とか罵声を浴びせられる…なんてことは一切なかったです。
 

また、元々の真面目な性格とミーハーな性格が良かったのか、新聞やニュースを毎日しっかり読んでいたので会話に困ることはなく、お客様が振った会話にもスムーズに乗ることができ、これまた真面目なのでしっかりお客様の顔・お酒を覚えるように努力していたのでヘルプとしても先輩の女の子に可愛がってもらえました。
 

初日から場内指名をもらい、正式に入店してからも場内や本指名を順調にもらえたので、変な嫌がらせとかあったら…と心配してましたが、逆に人気の女の子とかに話しかけてもらえて仲良くなれたし、似たような時期に入った女の子も私と同じようなタイプの子だったので、「今日～みたいな面倒なお客さんでさー！」とかのちょっとして愚痴も言い合えて、ストレスを溜めることなく働けました。

 
嫌だったこと…は働く上での環境としてはないのですが、どうしてもお客様から「恋愛」に近い感情を持たれることが多く、最初はお店に来て指名してくれていたのに、だんだん外でのデートを要求されるようになるのは結構困りました。

私は夜ご飯を食べての「同伴出勤」がいいのに、相手はただの「デート」がいい（こんなに何回も指名してるんだからそのくらいはいいじゃん！）ということがあり、断り続けるとお店に来なくのが嫌というかきつかったです。

 
一見ちゃらちゃらした世界ですが、けっこう真面目な人が多いです。

もちろん私の店にもすぐ欠席・遅刻する人、挨拶しない人、話しかけたときの感じが悪い人というのはいましたが、そういう人はけっこうすぐ辞めるし、お店の人からの待遇もよくないような気がします。（金銭はちゃんとしてますが、店長や黒服さんも人間なので態度に出るといいますか…）
 

また、怖いイメージもあると思いますが、いきなり大繁華街のお店に勤めるとかじゃない限りそんなに怖がる必要はないです。