名前 | なおきち |
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職種 | キャバクラのボーイ |
地域 | 福岡・中洲 |
時給 | 1,200円 |
仕事をやめて昼間に資格の学校に通っていたのですが、当時は貯金が少しずつ減っていき、焦りを感じていたので、夜間に割のいいバイトがないかを探していて見つけたのがキャバクラのボーイでした。
夜の7時に学校が終わって、学校から歩いて通勤できる距離だったので、少し体力的にきついとは思いましたが、バイトすることに決めました。
アルバイトとして働き始めた当初は女の子の態度が結構きつかったのを今でも覚えています。
最初はどうしても仕事の要領が悪いのと、入ったばかりの知らないボーイに対しての警戒感が凄くて、やめてしまおうかなあと何度も思ったものです。
ただ、男性社員は意外と優しく接してくれて、真面目に仕事をしている部分を評価してくれていたので、我慢して仕事を続ける事ができました。
そういう事が3か月ほど続くうちに、次第に仕事もできるようになり、女の子からの信頼も得られたり、いろいろ雑談などもできるようになりました。
私が働いていたキャバクラは女の子とアルバイトの男が話していても、それほど目をつけられることもなかったのですが、厳しいところだと、話しかけるとクビにされるところもあると聞いていたので意外な印象ではありました。
また、そのキャバクラで働いて良かったのが、ここのキャバクラのオーナーさんがみんなでイベント毎をするのが好きな方で、女の子や従業員一緒にボーリングにいったり、カラオケに行ったり、ごはんに行ったりとみんなで楽しく過ごすことができました。
もちろん、普段の営業時間は戦場みたいにみんなお客さんのことでピリピリしていましたが、それでも仲良く仕事ができるようになったのは良かったです。
あと、キャバクラは女の子の入れ替わりが激しいので、辞めずに我慢して続ければ、たった数か月で、自分より経験の少ない新人の女の子の方が多くなるので、女の子が偉そうにしてこないという点も特徴的でした。
ただ、女性は綺麗でかわいい子ばかり見ることになりますので、かなりの面食いになるかもしれません。
内面よりも先に見た目で女性を判断するようになる部分もありました。
一方で、バックヤードでは女の子の本音トークが嫌という程聞けるのと、美人を見慣れるので、綺麗な女性に対して気おくれする事がなくなります。
そして、常に女性に見られる仕事なので、裏方ではありますが、身だしなみにはかなり気を使うようになりました。
当時は必ず営業前にミンティアをポケットに用意して、口臭対策とかしていました。
男性が黒服として夜のお仕事をするときは、ほとんど華やかな部分とは無縁です。
掃除やゴミ出し、トイレ掃除など女性が嫌がる汚い仕事は全て男性の仕事です。
また、女性に気持ちよく働いてもらうために、徹底して奉仕の精神を持たないといけないと思います。
そういう意味では、女性に何をすれば喜んでもらえるのかが少しは分かると思います。
あと、夜の仕事を続けると体内時計の調子がおかしくなり始めるので、慣れないうちは常に睡魔に襲われたり、体の疲労が抜けなかったりと、次々と体のどこかが不調を訴えてしまいます。
特に女の子は、アフターがあるので、眠れなくなる子が多く、睡眠薬を処方している割合は通常の仕事よりもかなり多いです。
最後に私は結局アルバイトからそのまま社員になってしばらく働いてしまいましたが、世間で思われるようなルーズな面もある一方で、女性の扱いに対してはシビアだったと思います。
辞めた一番の理由は、昼間の仕事でないとローンなどの審査が通らなくなるからですが、やはり社会的にはまだまだ偏見が根強いです。
アルバイトとして働かれるなら社会経験の一環として良いかもしれませんが、あまりのめりこまないように気を付けて下さい。