シンドラーさんのプロフィール
名前 | シンドラー |
---|---|
夜のバイト歴 | ホスト1年半 |
水商売をしたことを後悔してるか? | 後悔してない |
親友が水商売を始めようとしたら止めるか? | 止めないと思う |
当時、今から10年ほど前、20代の後半頃、私は東京の多摩地区に住んでおりました。
近くの繁華街として立川があり休日はよくぶらぶらと出かけておりました。
ある日の週末に立川の駅前の広場でぼんやりとタバコを吸っていたところ、20代前半の茶髪のお兄さんに声をかけられました。
第一声は覚えておりませんが最初は世間話からはじまり聞いてみると立川に系列のあるホスト店のスカウトをしており、当時茶髪にもしておりややホスト風のルックスである自分に適性を感じ声をかけたとのことでした。
当時普通に会社員をしていたこともありその場では連絡先のみ交換し断ったのですが、その後1ヶ月おきくらいに連絡をいただきお誘いを受け、試しに入店してみることにしました。
私は土日限定という週1、2日程度出勤というバイトとしての経験しかありませんが、バイトにせよ、レギュラー勤務にせよ或る程度お酒が飲める方であれば、半年~1年程度経験してみることはお勧めします。
もちろん半年続けなければならない必然性はないのですが、いずれにしても迷っているのであれば様々な経験値を上げるためにもやってみるにこしたことはないと考えます。
最低期間を半年、としたのは周りのスタッフにお店の雰囲気にまた業界のしきたりになじみ、さらに安定してお金を落としてくれるお客さんをつかまえるためにはある程度時間かかり、どうしても半年程度は考慮しておかないとその職業の醍醐味は経験できないと思われるためです。
ただ、基本的におすすめとしたものの現在たちまち生活費に窮するほど大変に困窮しており、日銭がほしいという方にはあまりお勧めできません。
負担の割にすぐに稼げるようにならないからです。
寮があるところが多いため、なんかわけありで逃亡中で生活する場所を探しているかたなどにはいいかもしれませんが。。。
仕事の内容としては基本的に女性の接客ということになりますが、これがなかなか思った以上に大変であることは未経験者には想像しがたいことではないでしょうか。
職場の、学校などで会う女性とは普通に話せる、またホストをやろうという方であればある程度モテた方は多いかと思いますが、そんな方であってもなかなか最初はうまく話せないものです。
仕事であるという意識が双方にあるためか、お金が介在することで女性というのは普段、すなわちお店に以外での顔とはだいぶ違う顔を見せるものです。
お客様が一人であってもなかなか骨が折れるのに、大人数の女性客を一人で接客せざるをえないシチュエーションもあり、これは全く話せないという経験をすることになるでしょう。
何を話してもシカト、あるいはハナからケータイをいじっており乗り気でないといった感じです。
自分はある程度モテるという自覚がある方が多いだけに今まで自分のことを追いかけていたくらいの女性達にコテンパンにみられる経験、これはM気質でないとなかなかつらいでしょう。
そしてお酒を飲まなければほぼ成立しない仕事だけにお酒が飲めないことはかなりのビハインドとなるでしょう。
というかそれ以上に体への負担が大きいです。
冒頭に半年~1年程度経験するのであればおすすめ、と期限を設定したのはやはり痛飲することによる体への負担は、いくら若かりしといえども将来を考えたときに無視できないものがあるであろうと思うためです。
経験を通し早々に稼ぎ、幹部になることでそれほど飲まずに稼げるようになることが望ましいのですが、それを実現することもなかなか難しいかもしれません。
真剣に取り組むことで大変に辛いことは多いでしょう。
しかし、それでもなお、人生の中で一度経験しておくことは無駄にはならないと思います。
前述したような辛さはあるものの、人を見る目が養われるということはあるでしょう。
そして最初はシカトしていた、値踏みしていた女性達が工夫によりだんだんと自分の話を聞いてくれる、夢中になってくれる、付き合うようになる、そしてさらにお金を落としてくれるようになるという快感というか、喜びのようなものはなかなか代替しがたいものがあると思います。
お客さんにはキャバクラ嬢や風俗嬢など男性の欲求、ストレスのはけ口となっている女性の方々が多いです。
ホストはそんな女性の方々のストレスのはけ口となる、ストレスや欲求の最終処理場的な部分に使命感を感じてやるのも経験としてよいのではないでしょうか。
辛いことも多いものの得るものも大きい、そんな職業のようなきもします。
体には気を付けてほどほど頑張って下さい。