M.Mさんのプロフィール
名前 | M.M |
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夜のバイト歴 | キャバ1年、スナック1年、ラウンジ8年 |
水商売をしたことを後悔してるか? | 後悔してない |
親友が水商売を始めようとしたら止めるか? | 止めないと思う |
M.Mさんが水商売を始めたきっかけ
私は求人誌の募集を見て、水商売に飛び込みました。
当時19歳でした。
正社員で勤めていた会社を早々に辞め、次の仕事を探していました。
あの頃は、将来について真剣に考えることもなかったので、フリーターの方が、気楽でいいくらいに思っていました。
なので、いつも見るのはアルバイトの求人誌ばかりでした。
求人誌の後半には、夜のお仕事コーナーが掲載されていました。
お昼の半分の勤務時間で、倍のお給料に惹かれました。
仕事内容の欄には、「お客様と楽しくおしゃべりするだけ」「お酒は飲めなくても大丈夫」「女性スタッフみんな仲良くやっています」「男性スタッフが常時いるので安心して働けます」「体験入店して働くかどうかを決めていただけます」
ほとんどのお店が、こういった常套句を添えていました。
1、2か月くらいは悩みましたが、「体験入店して、雰囲気が悪かったら辞退すればいいだけ」と言い聞かせて、思い切って飛び込みました。
これから水商売を始めようか迷ってる人へのアドバイス
夜の世界に飛び込もうか悩まれているのであれば、ぜひ私のアドバイスを参考にされてみて下さい。
水商売は、楽に稼げるというイメージを持たれたりしますが、努力しないと、長くは続けられないお仕事です。
人気商売であり、売り上げ貢献できるかどうかが、全てだからです。
週2~3回程度のアルバイト出勤とフルで出勤するレギュラーとでは責任の重さが違ってくるのですが、いずれも「自分のお給料以上は売り上げる」ということを徐々に求められるようになります。
クラブやキャバクラは、主に指名制度ですが、指名制だと、指名本数、お客様の時間延長数、ドリンク等の売り上げが成績になるので、常に数字との闘いになります。
指名制でないお店であっても、ママや店長は、誰が売り上げに貢献しているか、誰が協力的でないかは、ちゃんと把握しています。
お店に協力的でない女の子は、ペナルティで減給されたり、時給が下がったり、遠回しに居づらくさせられたりするので、楽して居座ることは出来ません。
厳しい世界ではあるのですが、楽しいから頑張れる世界でもあります。
お昼の仕事では接点がなく、知り合うことの出来ない、様々な職種の方や地位の方々と出会えます。
それによって、色々なことを教えて頂けるので、自分の知識や世界観が広がります。
また、困ったときには、助けてもらえたりもします。
美味しいお酒に食事も頂けるし、生活もワンランクupします。
自分を気に入って下さるお客が、増えれば増えるほど、お給料も上がるし、頑張ってよかったと、実感できると思います。
ですが、水商売は男と女の世界なので、そこのやり取りは大変です。
ママや店長や同僚の協力を得ながら、なんとか上手く切り抜けたりもしますが、お客様も、落とすことに必死だったりするので、それをどう対応していくかになります。
また、女同士、嫉妬の世界でもあるので、ママや同僚との関係が、ぎくしゃくすることもあります。
稀に、ママ派チーママ派など、派閥争いに翻弄されることもあります。
これらは水商売の面倒な部分です。
お店によって、働きやすさは違ってくるので、下調べが可能であるなら、情報を集めてお店を選ばれた方が無難です。
水商売は、いかにお客様に気に入られ、お店に来てもらえるかです。
それには、日々の積み重ねが必要なので、当然、プライベートの時間も割くようになります。
来店お礼の電話やメールにお礼状。
そして、来店につなげる営業電話は欠かせません。
時には、お客様とランチをすることもります。
お店によっては、お客様の会社への挨拶回りもあります。
お客様の関わるイベントの応援や、ヘルプという、お付き合いなんかもあります。
同伴が決まれば、早めに支度をして、出掛けなければいけません。
ちなみに同伴出勤は、仕事のやる気度を見られるポイントでもあります。
お店が終わった後のお付き合いをアフターと言いますが、アフターで帰宅が遅くなることも多々あるし、飲み過ぎた次の日、午後まで二日酔いということもしばしばあります。
お店で着るドレス等は、ほとんどのお店が用意していますが、数着は、自分専用を用意した方がいいし、同伴やアフターもあるので私服にも気を使わなければいけません。
美容院、マツエク、ネイル等、見た目への出費は惜しめません。
また、お客様の誕生日ともなれば、ブランド物のプレゼントも用意するし、バレンタインには、大量のチョコも用意しなくてはいけません。
お給料が良くても、出費もそれなりにあります。
お給料がいい分、大変な面も多いのが水商売です。
お店に雇われていても、お客様との関係を築くのは自分です。
いい関係を築ければ、お店を移っても、ついて来て下さいます。
個人経営だと思い、頑張ればそれが自分の財産になります。
水商売は、年齢を重ねるごとに、需要はなくなります。
経営側に立つならいいですが、雇われでは厳しくなります。
30代半ばくらいから、資格を取得するなどして、お昼の仕事に替わる方も多いです。
ここまでいかがでしたか?
主に大変な面を書いてみました。
それでも自分を試したい、挑戦してみたいと思われるのであれば、是非、飛び込んでみて下さい。
とても勉強になる世界です。
しかし、水商売は年々、厳しくなっています。
飛び込まれるなら、目的を持たれた方がいいかと思います。