ちゃちゃさんのプロフィール
名前 | ちゃちゃ |
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夜のバイト歴 | スナック2年 |
水商売をしたことを後悔してるか? | 後悔してない |
親友が水商売を始めようとしたら止めるか? | 止める気はまったくない |
ちゃちゃさんが水商売を始めたきっかけ
就職して2年。
将来の不安もあり貯金も計画的にしていました。
もう少し収入があればしっかり貯金もしながらちょっと贅沢ができるのに・・・。と思ったのが最初のきっかけでした。
定期的にポストに入っている地元密着のフリーペーパーの求人ページに掲載されていた、住んでいるところからけっこう近いスナック。
時間も仕事が終わってからいったん帰って着替えたりしても間に合う20時~。
もともと寝るのは遅いし、週の半分は同僚や友人と夜ご飯と言いつつ飲みに行って遅くなる生活をしていたのでその時間で働ける。
さらに時給もよく、日払いというのが魅力でした。
これから水商売を始めようか迷ってる人へのアドバイス
なんとなく親への罪悪感や職場の人や知っている人にばれたらどうしよう・・・なんていう不安もありましたが、私は働き始めるてすぐ水商売はすごくスキルの必要なサービス業だと気づくことが出来ました。
私が働いていたのは市街地の小さなスナックでしたが、きっとクラブになるともっとスキルは磨かれるでしょう。
スナックで働いていた2年間で良かったことも良くなかったこともたくさんありました。
まず良かったことは、単純に日中の正社員の仕事の給与が当時手取り17万だったのに対し就業後のスナックでのアルバイト5時間前後週3日前後で月15万と手取り収入が倍近くになりました。
マイナンバー制度などが導入され今はどうなのかわかりませんが、当時は帰る前にママから渡される働いた時間×2,000円のお金が税金や保険料など引かれることなくまるまる自分の収入になるのは本当に有難かったです。
ふたつめの良かったことは、普段会社や家や友達の輪では絶対にお話できなかったような人とお話ができることです。
やはりスナック遊びをする男性はそこそこの収入の方が多く、地元の中小企業の社長さんやご隠居された元大手企業の役員だった方などなど。
この機会は本当に貴重で、お客様との会話を通して日中の仕事でのコミュニケーションにも役に立つような事をたくさん教えていただきました。
そしてみっつめ。
ふたつめにかいたようなお客様とたのしくお話をしたいと思うと、自然と時事問題や経済状況などにアンテナを張るようになることができました。
その習慣はアルバイトを辞めた今でも続いており、自分の知識と教養を身につけることが出来たと思っています。
とにかく人間力が必要な接客業ですので、悩むことも多かったですがトータルで見ると本当に貴重な経験としっかり貯金をさせていただいた2年間でした。
良くなかったこともおつたえしておくと、まず、ぽんとお金がもらえるものだから最初に少し金銭感覚がおかしくなりました。
今考えれば日中の正社員での仕事8時間を終えてスナックでの5時間のアルバイトで知らず知らずストレスを溜めてしまっていたのかもしれません。
とにかく物欲がすごく高まり(かといって後々考えれば不要なものも多かったです)手元に入った分だけ使ってしまっていました。
3ヶ月を過ぎても貯金は日中の正社員での仕事の収入から働く前と同額の貯金しかできていないことに危機感を感じ、あわててお金の使い方を見直しました。
ちょっと贅沢ができたらな。とはじめたのに気がつけば前の自分から考えたら豪遊レベルのお金の使い方をしてしまったと反省しています。
ただ、私のように途中で立ち止まることができず贅沢に慣れどんどん上を求めて水商売から愛人契約や風俗にいってしまった女の子は2年間で片手で数え切れないほどにはいました。
もうひとつ良くなかったのは、やはり貴重な経験ができるとはいえ性を売り物にした商売であることに変わりはないので親には今でもスナックでアルバイトしたことがあることは言えていません。
「うちの会社で働かないか?」「定期的にデートをしてくれたら月に○○万円渡すよ」なんて甘い言葉をかけてくるお客様もいました。
よくお店に来てくださるお客様とは勝手に親戚のおじさんのように感じてしまい距離感がうまくつかめなくなることも多々ありましたが、そこはどこまでいっても男と女であることを忘れてはいけませんね。
お客様ごとのよくなかった小さなエピソードはいろいろありますが、大きく言うとこんなところでしょうか。
私は、くれぐれも金銭感覚や人付き合いの距離感が狂わないようにさえ気をつければ水商売は高収入と貴重な経験を得ることができる素晴らしいお仕事だと思います。
長く続けるのは体力的にも社会的にもちょっとキツイと思いますが、お店選びさえ失敗しなければ期間や目標を決めて働くのはいいと思います。