止めない派の意見まとめ

キャバ歴3年、クラブ2年、風俗3年の微糖ちゃんさんのアドバイス

微糖ちゃんさんのプロフィール

名前微糖ちゃん
夜のバイト歴キャバクラ3年、クラブ2年、風俗3年
水商売をしたことを後悔してるか?後悔してない
親友が水商売を始めようとしたら止めるか?止めないと思う

微糖ちゃんさんが水商売を始めたきっかけ

お金が欲しかったから。

単純にそれだけです。

これから水商売を始めようか迷ってる人へのアドバイス
今はSNSなどでキャバ嬢が身近に感じると共に、自分とは別世界でキラキラしてて贅沢してて楽しそうで憧れを抱いたりしますよね。
 

「そんなキラキラな毎日を送りたいからキャバ嬢になりたいんですか?」
「贅沢できるほどのお金を稼ぎたいからキャバ嬢になりたいんですか?」

上記の理由なら私は止めます。
 

あなたがキャバ嬢になりたいと思ったきっかけはなんですか?
 

SNSなどは営業方法の一環で店名・源氏名を出している時点でそれは仕事であり、「キャバ嬢の自分」に会いに来ていただく為の営業ツールに過ぎません。
 

そこに世間が思う「キラキラしたキャバ嬢」を演出して、裏の顔は一切見せず表の顔のみをさらけ出しているのです。

実際はそんなに明るいものばかりではなく、我慢や根気、努力が凄くいる職業です。
 

まずキャバ嬢の1日ですが、例えば21:00出勤の場合。
 

12:00起床。

営業(LINE、メール、電話など)を開始。

16:00

出勤準備やヘアメイク。

18:30同伴。

21:00勤務開始。

2:00勤務終了。

アフター。

4:00帰宅。

お礼などの連絡。

就寝準備。

6:00就寝

 

大雑把ですが、こんな感じです。
 

こう書くと単純だと感じるかもしれませんが、お酒を浴びるほど飲むと二日酔いなどで起きるのも一苦労します。
 

お客様への連絡は地味ですが1番重要と言っても過言ではなく、起床時間を遅らせることはすなわちお客様を逃すことに繋がります。

出勤準備を始めるまでに同伴を組んだり来客予定を確保しないといけないのですが、お客様が選べる飲み屋は相当数あります。
 

朝に「同伴しよう」と言って連絡をくださっていたお客様がいたとして、ずっと連絡を返さなければ「連絡がなくて予定が立てられなかったから」と、他のキャバ嬢に流れてしまうなんてことも。

「マメ」や「フットワークの軽さ」などは大きな武器になりますが、仕事だと理解してしてもそれを武器にできず苦痛だと思うキャバ嬢は少なくありません。
 

そして同伴は勤務時間外(直接的なお給料は発生しない)ですが、お客様のお仕事関係の接待だったり、プライベートだったとしても信頼関係を築く時間だったりするので気は抜けません。

もうキャバ嬢としてのお仕事は始まっています。
 

アフターはその日のお礼を含んでいたり次回の営業に繋げる為だったりはしますが、根本的には同じですよね。

この直接的に時給や給料に反映されない、同伴・アフターが勤務時間より長いなんてこともあったりします。
 

また顧客になってもらう為には顧客管理を徹底しないといけないので、名前や誕生日はもちろん来店日や滞在時間、お客様との会話などを整理することも大事です。

その整理をする時間やお客様へのお礼の連絡、就寝準備などをしていると眠りにつける頃には外が明るくなっていたりします。
 

私が書いたのはあくまで想像した理想的な1日ですが、細かい内容はなくとも1日の流れだけでも大変さが伝わったでしょうか?

「キャバ嬢」としてお仕事でキラキラ輝こうと思うと、裏では人並み以上の努力や根気が必要なのです。
 

連絡内容の豊富さや徹底、お食事をする際のマナーなどの基礎、会話をする上での知識や時事ネタ…

内容1つ1つを細かく分けると、考えることや覚えることが尽きることはありません。
 

また全てがマナーを守り、大金を落としてくれる良いお客様ばかりではありません。

誹謗中傷のような嫌味を言われたり、ルール違反(お触りやセクハラ、過度な下ネタ)をされたり、お酒の強要だったり…。
 

キャバクラという場所ならではのお客様への怒りや悲しみは山のようにありますが、それも場合によってはグッと我慢するしかないのです。
 

そしてこれほどまでに努力して我慢して耐えた結果、貰えるお給料ってどのくらいだと思いますか?
 

有名なキャバ嬢やクラブなどで肩書きや立場のある人の月給は驚くほどですが、そんなにお給料があるキャバ嬢は一握りです。

どれだけ少なく見積もったとしても20代のOLさんの月給よりは多いのが現状ですが、必要経費などが嵩み支出も多いです。
 

ドレス、ヒール、アクセサリー、バッグ、小物などのお店で使うものは大抵が実費で、中でもドレスに関しては毎日同じものは着れないので出勤日数にもよりますが数着~数十着は必要です。

「高いお金を払ってでも一緒に飲みたい相手」になる為に、身なりには気を配り気をつけなければなりません。
 

またヘアセットが必須のお店も多く、月に数万円かかってしまいます。
 

キャバ嬢という仕事を始めるだけでもこれだけのお金がかかってきますが、必要経費はそれだけではありません。

お客様の誕生日となればプレゼントを買ってお祝いするのはもちろん、クラブなどでは日頃から来店してくださったお客様にお土産(ちょっとしたお菓子など)を渡したり、お中元やお歳暮を送る方も大勢いらっしゃいます。
 

同じお店のキャストのイベントや同業者のイベントにはお花を送ったり、お世話になってる黒服さんにお礼をしたり、お客様だけでなく人付き合いの中にも必要経費はたくさん存在します。

稼いだお金はまた次に稼ぐ為のお金へと、働いてる間は先行投資し続けるので出費が増えるという訳ですね。
 

もちろん普通に生活する上での費用も毎月必要なので、最終的に手元に残るお金というと世間が思ってる以上に少ないのが現実なのではないでしょうか。
 

長くなりましたが「楽に手っ取り早く大金稼げそうだし、私もキラキラした毎日を送りたい」という安易な考えは止めた方がいいです。

「学費を稼ぐためのアルバイト」だとしても、お客様へ費やす時間や毎回お酒を飲むことを考えると、本来の目的である学業が疎かになる可能性もあります。
 

これほどの表と裏の理想と現実を知った上でも「それでも私はキャバ嬢になるんだ!」というのなら、やるからには夢を持って大金を稼いで欲しいです。

個人的にはキャバ嬢をした過去に後悔はしていませんが、キャバ嬢になってよかった!と大声で言うほどでもありません。
 

私はキャバ嬢を経て風俗嬢になりましたが、金銭的にも精神的にも時間にも余裕ができて今の方が日々充実しています。

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